「軌道要素」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
外部リンクと関連項目の追加など
2行目:
[[File:Bahnelemente.svg|right|thumb|350px|軌道要素と軌道の関係 中心となる天体B(ここでは太陽)の周りを赤い楕円で表された軌道が巡っている。この軌道は[[黄道]]面(緑)から'''軌道傾斜角''' ''i'' だけ傾いた平面(青)上に載っている。''i''で指定された平面は無数に考えられるため、'''昇交点赤経''' ''Ω''を用いて1つに限定する。これ以外の軌道要素は青い平面内における軌道の形状を指定するために用いる。]]
{{Astrodynamics}}
'''軌道要素'''(きどうようそ、{{lang-en|orbital elementselement}})とは、[[惑星]]や[[彗星]]、あるいは[[人工衛星]]のようにある[[天体]]の周囲を[[公転]]する天体の運動する軌跡([[軌道 (力学)|軌道]]を指定するために使用されるパラメータである<ref>{{天文学辞典|urlname=orbital-element}}</ref>
 
ある天体が[[重力]]によって公転する場合、その軌道は重力源となる天体を1つの焦点とする[[二次曲線]]を描く。二次曲線の形状を指定するためには、2つのパラメータが必要である。
50行目:
: 天体が近点を通過する時刻である。太陽を周回する天体では[[近日点通過時刻]] ([[:en:Time of perihelion passage|Time of perihelion passage]]) 、地球を周回する天体では[[近地点通過時刻]] ([[:en:Time of perigee passage|Time of perigee passage]]) となる。近いうちに太陽に接近して明るくなる彗星では元期を近日点通過時刻に設定することがしばしばある。
; '''[[平均近点角]]''' ([[:en:mean anomaly|mean anomaly]]) (<math>M_{0}</math>)
: 1.対象としている天体の楕円軌道と外接する(すなわち中心が一致し半径が軌道長半径と一致する)円軌道を、2.対象としている天体と同じ周期で等速円運動し、3.さらに対象としている天体とその近日点を同時に通過する仮想的な天体を考える。この仮想天体が元期において存在する位置と近日点が円軌道の中心から見た時になす角度をいう。すなわち天体が近日点を通過してから経過した時間に比例する値である。{{要出典|範囲=放物線軌道や双曲線軌道では外接する円軌道を考えることができないので定義できない|date=2021-02}}
 
== 脚注 ==
{{Reflist |2}}
 
== 関連項目 ==
* [[位置天文学]]
* [[天体力学]]
 
== 外部リンク ==
* {{Cite web |url=https://ssd.jpl.nasa.gov/?planet_pos |title=Keplerian Elements for Approximate Positions of the Major Planets |publisher=NASA Jet Propulsion Laboratory |accessdate=2021-02-04}}
* {{Cite web |url=https://ssd.jpl.nasa.gov/?sb_elem |title=Small-Body Orbital Elements |publisher=NASA Jet Propulsion Laboratory |accessdate=2021-02-04}}
 
{{軌道}}