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en:Ithkuil (07:07, 16 January 2021‎ UTC) を抄訳し、現状を反映した内容に改訂。
10行目:
| date=1978-2004
}}
'''イスクイル''' ('''Ithkuil''', Iţkuîl) は、[[1978年]]から[[20042016年]]にかけて、[[アメリカ合衆国]]の[[言語学者]][[ジョン・キハーダ]] (John Quijada) によって作られた非常に複雑な[[人工言語]]である<ref name="foer-2012">{{cite web|author=Joshua Foer|url=https://www.newyorker.com/magazine/2012/12/24/utopian-for-beginners|title=John Quijada and Ithkuil, the Language He Invented|website=[[The New Yorker]]|date=December 24, 2012|access-date=2021-02-08|publisher=}}</ref>。
 
イスクイルは現在3種類のバージョンが存在する。最初のバージョン（'''イスクイル I'''）は2004年、Ilakshと呼ばれる簡易バージョン（'''イスクイル II'''）が2007年、現行バージョン（'''イスクイル III'''）が2011年に公表されている。また2017年から、新たなバージョンである'''イスクイル IV'''がキハーダによって制作中である。
 
== 概要 ==
イスクイルに関する著者の説明によると、「仮説的言語のための哲学的設計」であり、[[アプリオリ言語|アプリオリ]]な[[哲学的言語]]と論理的言語の中間にみえる。作者は、どのように人間の言語が機能できるか、機能するかもしれないかを示そうとする。イスクイルは、自然的に進化した言語よりも少なく短い語を使って膨大な言語学的情報を伝達するよう設計された。他の言語の大半の文は、イスクイルに翻訳されるとより短くなるだろう。この言語は、特に人間の分類に関して、自然言語に見られるよりも人間認識の深い水準をより明らかに表現するようにも設計された。それは、自然の人間言語に見られる多義性と意味論的曖昧性を最小化するようにも努める。Iţkuîl という語自身は、ときどき「互いの用途を補う異なるか異目的とした語義の収集」のように文字通り翻訳できる（話・声・解釈を意味する）語根 ““k-ţk-”l” に由来する形成素である。
 
== 言語構成 ==
*'''語彙''': 語彙は、それぞれ2つの[[子音連結|子音クラスタ]]語幹からなる、潜在的に3,600900以上の[[語幹根]]（これまでそのうちの約1,000のみ履行される）からなる。各語根は母音変化による派生により18種類の[[語幹]]を構成する。あらゆる語幹は、膨大な[[派生語]]を作ることを可能にする非常に複雑な文法規則により変化しうる（例: 母音変化）。
*'''音韻論''': イスクイルは、[[チェチェン語]]や[[アブハズ語]]のような様々な言語からの音声に基づく複雑な[[音韻論]]（65（45[[子音]]と1713[[母音]]）を用いる。典型的な西洋のインド・ヨーロッパ言語の話者にとって、発音の非常に難しい音声もいくつかある。
*'''形態音韻論''': イスクイルは、第一に[[総合的言語]]であり、第二に[[膠着語]]である。イスクイルの[[形態音韻論]]は、[[子音交替]]と[[母音交替]]の両方、音節におけるアクセントや声調の変化、接頭辞、接尾辞、接中辞、接間辞を含む多くの異なる種類の[[接辞]]を利用する。
 
== 音韻論 ==
現行の'''イスクイル III'''には45個の子音と13個の母音がある<ref name="phonology">{{cite web|url=http://www.ithkuil.net/01_phonology.html|title=Ithkuil.net – Chapter 1: Phonology|accessdate=2021-02-08|publisher=}}</ref>。以下の表では、左列に音素、右列にイスクイルにおけるラテン文字転写を記す。音素の記号と転写が同じように書かれる場合は省略する。
イスクイルの子音は以下の通りである:
{| class="IPA wikitable" style="text-align:center"
|-
! colspan="2" rowspan="2" |
! rowspan="2" | [[両唇音]]
! rowspan="2" | [[歯音]]
! colspan="2" | [[歯茎音]]
! rowspan="2" | [[後部歯茎音]]
! rowspan="2" | [[硬口蓋音]]
! rowspan="2" | [[軟口蓋音]]
! rowspan="2" | [[口蓋垂音]]
! rowspan="2" | [[声門音]]
|-
! <small>[[中線音]]</small>
! <small>[[側面音]]</small>
|-
! colspan="2" | [[鼻音]]
| {{IPAlink|m}} || {{IPAlink|n̪}} ''n'' || || || || || {{IPAlink|ŋ}} ''ň'' || ||
|-
! rowspan="4" | [[破裂音]]
! <small>[[有声音]]</small>
| {{IPAlink|b}} || {{IPAlink|d̪}} ''d'' || || || || || {{IPAlink|ɡ}} || ||
|-
! <small>[[無声音]]</small>
| {{IPAlink|p}} || {{IPAlink|t̪}} ''t'' || || || || || {{IPAlink|k}} || {{IPAlink|q}} || {{IPAlink|ʔ}} ''’''
|-
! <small>[[有気音]]</small>
| pʰ || t̪ʰ ''tʰ'' || || || || || kʰ || qʰ ||
|-
! <small>[[放出音]]</small>
| {{IPAlink|pʼ}} || {{IPAlink|t̪ʼ}} ''tʼ'' || || || || || {{IPAlink|kʼ}} || {{IPAlink|qʼ}} ||
|-
! rowspan="4" | [[破擦音]]
! <small>有声音</small>
| || || {{IPAlink|d͡z}} ''ż'' || || {{IPAlink|d͡ʒ}} ''j'' || || || ||
|-
! <small>無声音</small>
| || || {{IPAlink|t͡s}} ''c'' || || {{IPAlink|t͡ʃ}} ''č'' || || || ||
|-
! <small>有気音</small>
| || || t͡sʰ ''cʰ'' || || t͡ʃʰ ''čʰ'' || || || ||
|-
! <small>放出音</small>
| || || {{IPAlink|t͡sʼ}} ''c’'' || || {{IPAlink|t͡ʃʼ}} ''č’'' || || || ||
|-
! rowspan="2" | [[摩擦音]]
! <small>有声音</small>
| {{IPAlink|v}} || {{IPAlink|ð}} ''dh'' || {{IPAlink|z}} || || {{IPAlink|ʒ}} ž || || || ||
|-
! <small>無声音</small>
| {{IPAlink|f}} || {{IPAlink|θ}} ''ţ'' || {{IPAlink|s}} || {{IPAlink|ɬ}} ''ļ'' || {{IPAlink|ʃ}} ''š'' || {{IPAlink|ç}} || {{IPAlink|x}} || {{IPAlink|χ}} ''xh'' || {{IPAlink|h}}
|-
! colspan="2" | [[はじき音]]
| || ||{{IPAlink|ɾ}} ''r''
| || || || || ||
|-
! colspan="2" | [[側面音]]
| || || || {{IPAlink|l}} || || {{IPAlink|j}} ''y'' || {{IPAlink|w}} || {{IPAlink|ʁ̞}} ''ř'' ||
|}
{{IPA|/m n̪ ŋ l ɽ/}} は音節主音になりうる。また {{IPA|/j w ʔ/}} を除く全ての子音は長子音にすることができる。{{IPA|/h/}} の長子音は[[無声両歯摩擦音]] ({{IPA|[{{IPAlink|h̪͆}}]}}) または[[無声咽頭摩擦音]] ({{IPA|[{{IPAlink|ħ}}]}})、{{IPA|/ɾ/}} の長子音は[[歯茎ふるえ音]] ({{IPA|[{{IPAlink|r}}]}}) で発音される。
 
イスクイルには以下のように 13個の母音がある<ref name="phonology" />。
{| class="wikitable"
|-
! !! [[前舌母音]]!! [[中舌母音]]!! [[後舌母音]]
|-
! [[狭母音]]
| {{IPAlink|iː}} ''î'' || {{IPA|{{IPAlink|ʉ}}~{{IPAlink|y}}}} ''ü'' || {{IPAlink|uː}} ''û''
|-
! [[準狭母音]]
| {{IPAlink|ɪ}} ''i'' || || {{IPAlink|ʊ}} ''u''
|-
! [[半狭母音]]
| {{IPAlink|eː}} ''ê'' || || {{IPAlink|oː}} ''ô''
|-
! [[中央母音]]
| {{IPA|{{IPAlink|œ}}~{{IPAlink|ø}}}} ''ö'' || {{IPAlink|ə}} ''ë'' ||
|-
! [[半広母音]]
| {{IPAlink|ɛ}} ''e'' || || {{IPAlink|ɔ}} ''o''
|-
! [[広母音]]
| || {{IPAlink|ä}} ''a'' || {{IPAlink|ɑ}} ''â''
|}
{{IPA|/{{IPAlink|ɪ}} {{IPAlink|ʊ}}/}} は語末で他の母音が後続するとき、 {{IPA|/{{IPAlink|i}} {{IPAlink|u}}/}} のように発音される。{{IPA|/{{IPAlink|ɛ}} {{IPAlink|ɔ}}/}} は {{IPA|/{{IPAlink|ɪ}} {{IPAlink|ʊ}}/}} 以外の母音が後続するとき、 {{IPA|/{{IPAlink|e}} {{IPAlink|o}}/}} のように発音される。
 
イスクイル IIIの二重母音は {{IPA|/äɪ̯/}}, {{IPA|/ɛɪ̯/}}, {{IPA|/əɪ̯/}}, {{IPA|/ɔɪ̯/}}, {{IPA|/ø̞ɪ̯/}}, {{IPA|/ʊɪ̯/}}, {{IPA|/äʊ̯/}}, {{IPA|/ɛʊ̯/}}, {{IPA|/əʊ̯/}}, {{IPA|/ɪʊ̯/}}, {{IPA|/ɔʊ̯/}}, {{IPA|/ø̞ʊ̯/}} である。これら以外の全ての母音連続は別々の音節として発音される。[[グレイヴ・アクセント]]は母音連続が二重母音でないことを表すために使われる。 また、[[グレイヴ・アクセント]]と[[アキュート・アクセント]]は[[強勢]]を表すために使われる。
 
== 用例 ==
{|-
| 発音: {{IPA|/tram.mɬœj ħɑs.maʁ.pθʊk.tox/}}
|-
| 転写: Tram-mļöi hhâsmařpţuktôx.
|-
| 英訳: ''On the contrary, I think it may turn out that this rugged mountain range trails off at some point''.
|-
|和訳: それどころかこの起伏の激しい山があるところで見えなくなることが分かるかもしれないと思う。
|}
 
== イスクイル学習による利点 ==
[[サピア＝ウォーフの仮説]]は、人間が話す言語は、その者の考え方に影響を与える可能性があると述べる。スタニスラフ・コズロフスキーは、流暢なイスクイルの話者が典型的自然言語話者の5倍早く考えることができると推測する<ref name="kozl">{{cite magazine|author=Stanislav Kozlovsky|year=|date=June 20, 2004|title="Скорость мысли", Станислав Козловский|url=http://old.computerra.ru/xterra/205420/|journal=Компьютерра|volume=|issue=26–27|page=|language=ru|archiveurl=https://web.archive.org/web/20160513164753/http://old.computerra.ru/xterra/205420/|archivedate=2016-05-13|trans-title=Speed of thought|magazine=Computerra}}</ref>。イスクイルは非常に正確な[[総合的言語]]であり、その話者はより明らかかつ深く世界を理解することもできるだろうと議論する者もいるだろう。
 
== 過去のバージョン ==
 
=== イスクイル I (2004) ===
イスクイルのオリジナルバージョン（'''イスクイル I'''）は現行のイスクイル IIIに比べて複雑な音韻論を持つ。言語名Iţkuîlの由来はイスクイル Iによるものである。
 
==== 音韻論 ====
イスクイル Iの子音は以下の通りである:
{| class="wikitable"
! !! [[唇音]]
! [[歯音]]
! [[歯茎音]]
35 ⟶ 145行目:
|-
! [[破裂音]]
| {{IPA|p b pʰ p'}} || {{IPA|t d tʰ t'}} || || ||
| {{IPA|c ɟ cʰ c'}} || {{IPA|k g kʰ k'}} || {{IPA|q ɢ qʰ q'}} || || {{IPA|ʔ}}
|-
47 ⟶ 157行目:
|-
! [[鼻音]]
| {{IPA|m}} || {{IPA|n}} || || || ||
| {{IPA|ŋ}} || || ||
|-
! [[はじき音]]
| || || {{IPA|ɾ}} || ||
| || || || || |
|-
59 ⟶ 169行目:
|-
! [[接近音]]
| {{IPA|w}} || || || ||
| {{IPA|j}} || || {{IPA|ʁ̞}} || ||
|}
86 ⟶ 196行目:
|}
 
イスクイル Iの二重母音は{{IPA|/ai æi ei ɤi øi oi ʊi au æu eu ɤu ɪu ou øu aɯ eɯ ɤɯ ʊɯ oɯ ɪɯ æɯ øɯ ʉɯ ae/}}である。母音の他のすべての順序は、別々の音節として発音される。
 
==== 用例 ====
{|-
| 発音: {{IPA|/oum.pε.a æ.x’æ.æ.ɬʊk.tɤx/}}
98 ⟶ 208行目:
|和訳: それどころかこの起伏の激しい山があるところで見えなくなることが分かるかもしれないと思う。
|}
<!--
I have translated these citations from the Russian Ithkuil website, url:
http://ithkuil-russian.narod.ru/ or google the short phrases like "Trebor Jung" or
"Zompist BBoard" combined with "Ithkuil". You will succeed :-)
-->
 
=== イスクイル学習による利点 II (2007) ===
ロシアの雑誌コンピューテラ（露：{{lang|ru|Компьюте́рра}}）でイスクイルについての記事が出版された後、幾人かのロシア人話者がキハーダに連絡してその言語を学ぶことに興味を表明した。キハーダは（学びたいと主張する幾人かに要求されたため）この言語をより簡単に発音するために82から48に音素数を削減したその言語の形態音韻論の完全改訂である'''イスクイル II''' (Ilaksh)に改定された。
[[サピア＝ウォーフの仮説]]は、人間が話す言語は、その者の考え方に影響を与える可能性があると述べる。スタニスラフ・コズロフスキーは、流暢なイスクイルの話者が典型的自然言語話者の5倍早く考えることができると推測する{{Ref|Kozl}}。イスクイルは非常に正確な[[総合的言語]]であり、その話者はより明らかかつ深く世界を理解することもできるだろうと議論する者もいるだろう。
 
== 将来のイスクイル IVへの改訂 ==
2017年、キハーダは容易に学習が可能となるような言語の制作を開始した。
ロシアの雑誌コンピューテラ（露：{{lang|ru|Компьюте́рра}}）{{Ref|Kozl}}でイスクイルについての記事が出版された後、幾人かのロシア人話者がキハーダに連絡してその言語を学ぶことに興味を表明した。キハーダは（学びたいと主張する幾人かに要求されたため）この言語をより簡単に発音するために82から48に音素数を削減したその言語の形態音韻論の完全改訂を仕上げた。それは2007年ごろ修正された代替物を公表することになっている。イスクイルの改訂は仮に''Iláksh''と呼ばれ、この改訂についての情報は[http://home.inreach.com/sl2120/Update.htm ここ]で見られる。[http://home.inreach.com/sl2120/New_Script_Explanation.JPG 新しい文字]も考案されている。
=== 音韻論 ===
イスクイル IVの音韻は31個の子音と10個の母音からなる。
{| class="IPA wikitable" style="text-align:center"
|-
! colspan="2" rowspan="2" |
! rowspan="2" | [[両唇音]]
! rowspan="2" | [[歯音]]
! colspan="2" | [[歯茎音]]
! rowspan="2" |[[そり舌音]]
! rowspan="2" | [[後部歯茎音]]
! rowspan="2" | [[硬口蓋音]]
! rowspan="2" | [[軟口蓋音]]
! rowspan="2" | [[口蓋垂音]]
! rowspan="2" | [[声門音]]
|-
! <small>[[中線音]]</small>
! <small>[[側面音]]</small>
|-
! colspan="2" | [[鼻音]]
| {{IPAlink|m}} || {{IPAlink|n̪}} ''n'' || ||
| || || || {{IPAlink|ŋ}} ''ň'' || ||
|-
! rowspan="2" | [[破裂音]]
! <small>[[有声音]]</small>
| {{IPAlink|b}} || {{IPAlink|d̪}} ''d'' || ||
| || || || {{IPAlink|ɡ}} || ||
|-
! <small>[[無声音]]</small>
| {{IPAlink|p}} || {{IPAlink|t̪}} ''t'' || ||
| || || || {{IPAlink|k}} || || {{IPAlink|ʔ}} ''’''
|-
! rowspan="2" | [[破擦音]]
! <small>有声音</small>
| || || {{IPAlink|d͡z}} ''ẓ'' ||
| || {{IPAlink|d͡ʒ}} ''j'' || || || ||
|-
! <small>無声音</small>
| || || {{IPAlink|t͡s}} ''c'' ||
| || {{IPAlink|t͡ʃ}} ''č'' || || || ||
|-
! rowspan="2" | [[摩擦音]]
! <small>有声音</small>
| {{IPAlink|v}} || {{IPAlink|ð}} ''ḑ'' || {{IPAlink|z}} ||
| || {{IPAlink|ʒ}} ''ž'' || || || ||
|-
! <small>無声音</small>
| {{IPAlink|f}} || {{IPAlink|θ}} ''ţ'' || {{IPAlink|s}} || {{IPAlink|ɬ}} ļ
| || {{IPAlink|ʃ}} ''š'' || {{IPAlink|ç}} || colspan="2" | {{IPAlink|x}} || {{IPAlink|h}}
|-
! rowspan="2" | [[流音]]
!<small>[[はじき音]]</small>
| || || ||
|{{IPAlink|ɽ}} ''r''|| || || || ||
|-
!<small>非はじき音</small>
|
|
|
|{{IPAlink|l̪}} ''l''
|
|
|
|
|
|
|-
! colspan="2" | [[接近音]]
|{{IPAlink|w}}
| || ||
| || || {{IPAlink|j}} ''y'' || ({{IPAlink|w}}) || {{IPAlink|ʁ̞}} ''ř'' ||
|}
''cʰ'', ''c’'' ''čʰ'', ''č’'', ''kʰ'', ''k’'', ''pʰ'', ''p’'', ''q'', ''qʰ'', ''q’'', ''ř'', ''tʰ'', ''t’'', ''xh'' は削除された。また ''x'' は {{IPA|[x]~[{{IPAlink|χ}}]}} で発音される。''ň'' は ''k'', ''g'', ''x'' の前で ''n'' で表記される。''dh'' はイスクイル IVでは ''ḑ'' （あるいは ''đ'' または ''ḍ''）と表記される。
 
母音は以下に示される。
{| class="wikitable"
|-
! !! [[前舌母音]]!! [[中舌母音]]!! [[後舌母音]]
|-
! [[狭母音]]
| {{IPAlink|i}} || {{IPAlink|ɨ}} ï {{IPAlink|ʉ}} ''ü'' || {{IPAlink|u}}
|-
! [[中央母音]]
| {{IPAlink|e}} {{IPAlink|ø}} ''ö'' || {{IPAlink|ə}} ''ë'' || {{IPAlink|o}}
|-
! [[広母音]]
| {{IPAlink|æ}} ''ä'' || {{IPAlink|a}}
|
|}
''ê'', ''î'', ''ô'', ''û'' は削除された。表に示されるように、''ä'' は {{IPA|[æ]}}、''a'' は {{IPA|[a]~[{{IPAlink|ɑ}}]}}、''e'' は {{IPA|[{{IPAlink|ɛ}}]~[e]}}''、i'' は {{IPA|[{{IPAlink|ɪ}}]~[i]}}、''o'' は {{IPA|[{{IPAlink|ɔ}}]~[o]}}、''u'' は {{IPA|[{{IPAlink|ʊ}}]~[u]}}、''ë'' は {{IPA|[ə]~[{{IPAlink|ɤ}}]~[{{IPAlink|ʌ}}]}} で発音される。
 
== 参考文献脚注 ==
{{reflist|30em}}
* {{Note|Kozl}} [http://www.computerra.ru/offline/2004/550/34762/ {{lang|ru|«Скорость мысли», Станислав Козловский}}] — (Russian) ''Speed of thought'' by Stanislav Kozlovsky, ''Computerra'', No. 26–27, June 20, 2004
 
== 外部リンク ==
「https://ja.wikipedia.org/wiki/イスクイル」から取得