削除された内容 追加された内容
m →‎top: 内部リンク設置
編集の要約なし
50行目:
 
シトルリンは[[コドン]]で指定されているアミノ酸ではないため、遺伝子転写には用いられない。転写直後はタンパク質に含まれないが、タンパク質中の[[アルギニン]]残基が{{仮リンク|ペプチジルアルギニンデイミナーゼ|en|Peptidylarginine deiminase}}によってシトルリンに変えられる。また[[関節リウマチ]]患者の80%はシトルリンを含む[[フィラグリン]]に[[免疫]]反応を示すため、[[抗環状シトルリン化ペプチド抗体]]が診断に用いられている<ref>Toshiyuki OTA 『[http://www.eiken.co.jp/modern_media/backnumber/pdf/MM0708-02.pdf 関節リウマチにおける抗シトルリン化ペプチド抗体測定の有用性]』</ref>。
 
==生体での機能 ==
シトルリンは体内での代謝過程で[[一酸化窒素]](NO)を産生する。NOが産生されると血管は拡張し、血液循環を促進する。NO産生による血流改善により、動脈硬化の予防・改善、神経系・免疫系への作用が示唆されている。なお、NO産生に関わるアミノ酸として[[アルギニン]]があるが、アルギニンよりもシトルリンを摂取したほうが良く血中アルギニン濃度を上昇させて、より効率良くのNOを産生する<ref>http://www.jbsoc.or.jp/seika/wp-content/uploads/2015/01/86-03-08.pdf 生化学 第86巻第3号(2014)</ref>。
 
 
== 出典 ==