「孤立した言語」の版間の差分

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m 日本語族→日琉語族
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系統関係の不明な孤立した言語の分布地域は世界的にみると比較的限定されており、それは[[新石器時代]]以降の文明の中心都市からすると周辺地域ないし孤立地域に属している<ref>[[松本克己]]前掲書</ref>。人類の発祥地とされる[[アフリカ]]や、[[ユーラシア]]の中心部や[[ヨーロッパ]]などの地域における諸言語の分布は相対的に等質的であり、また系統関係もかなり詳細まで判明している。地理的な孤立地域における孤立した言語の例としては、[[ヨーロッパ]]では[[ピレネー山脈]]のバスク語のみであり、また[[インド亜大陸]]では[[パキスタン]]北部山岳地帯の[[ブルシャスキー語]]と[[インド]]中央部の[[ニハリ語]]、[[ネパール]]の[[クスンダ語]]がある程度である。
 
孤立した言語は下位言語が1つだけの[[語族]]と捉えることもできる。従ってその言語の下位方言を個別の言語とみることによって、孤立した言語でなくなる場合がある。[[日本語]]も系統関係は不明で孤立した言語とも考えられるが、言語学的には[[琉球語|琉球諸語]]を別言語と認定する見解があり、その場合は琉球諸語や[[八丈語]]とともに[[日語族]]とされる。同じような例が[[朝鮮語]]と[[済州語]]、[[グルジア語]]と[[カルトヴェリ語族]]にもある。
 
== 孤立した言語の一覧 ==
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| [[日本]]他
| 1億2500万 (2010)
| [[八丈語]]、[[琉球諸語]](または[[琉球方言]])を独立した言語とみなす場合は[[日語族]]となる。
|-
| [[アイヌ語]]