「アルミニウム合金製の鉄道車両」の版間の差分

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* 普通鋼製やステンレス鋼製の車両に比べて、アルミニウムの単価の関係上、製造費が高額になる。そのため輸送密度の低い路線で使われる新車での採用事例は[[北陸鉄道6010系電車]]やJR九州の近郊形電車([[JR九州817系電車|817系]]・[[JR九州BEC819系電車|BEC819系]])等、ごく少数に限られる。もっとも将来廃車解体したときに受け取るスクラップ価格も高額になるので、一概に欠点とは云い切れない部分もある。
* ステンレス車ほどではないものの、普通鋼製の車両に比べて加工性が低く、製造後に先頭車化改造などのような車体形状を大きく変える改造がでありしく、事故で破損した際の修理にも熟練を要する。このため、道路上を走行し接触事故の機会が多い軌道線([[路面電車]])における採用事例は、ドイツ・[[シーメンス・モビリティ|シーメンス]]製の[[広島電鉄5000形電車]](GREEN MOVER)があるのみである。アルミ車を主流としている[[京阪電気鉄道]]が[[京阪京津線|京津線]]用[[京阪800系電車 (2代)|800系]]を普通鋼で製造したのは、[[併用軌道]]区間で自動車などと接触した際に修復の容易化を図るためでもある。ただし、鉄道線ではあるが特例として併用軌道区間を持つ[[熊本電気鉄道]]では、[[東京地下鉄]]から譲渡という形で[[熊本電気鉄道01形電車|01形]]、[[熊本電気鉄道03形電車|03形]]を導入している。
** 鉄道線においても造形の自由度を高めることや、踏切事故対策として新製車では[[JR北海道735系電車]]のように、改造車では[[国鉄381系電車#クロ381形 (Tsc)|クロ381形10番台]]の改造部分のように前頭部を普通鋼製とした車両もある。
* 塗装を省略する場合、ステンレス鋼製の車両に比べて[[光沢]]が低く、汚れが目立ちやすい。無塗装で導入された東急の[[東急7200系電車|デハ7200とクハ7500]]はこの理由で、後にメタリックグレーの塗装を施した。同様に[[京都市交通局]]の[[京都市交通局10系電車|10系]]は妻面にステンレス板が貼られている。[[東京地下鉄|東京メトロ]]では、[[帝都高速度交通営団]]時代から定期的な車両表面の[[研磨]](バフがけ)が行なわれている。
** 前述の汚れやすさから、排気ガスの影響を受けやすい[[気動車]]での採用例は少ない。実際に登場した車両ではガスタービン試作車[[国鉄キハ391系気動車|キハ391系]]<ref>中間の動力車を除く</ref>、事業用車両の[[JR東日本キヤE193系気動車|キヤE193系]]、営業車両では[[原動機]]を搭載しない[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)の「[[TWILIGHT EXPRESS 瑞風]]」の中間車<ref>キサイネ86形(501を除く)</ref>のみとなっている。