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一般的には、以下の手順により建造物の移動を行う{{sfn|日本曳家協会|2013|pp=82-92}}。
 
1.#建造物を地面から離す{{sfn|日本曳家協会|2013|pp=82-92}}
#:土台下の基礎に穴を開け、土台と基礎の間のアンカーボルトを切断、開けた穴に鋼材を通してジャッキアップし、建造物を持ち上げる{{sfn|日本曳家協会|2013|p=20}}。ガス管や水道管などは外し、引き続き使用する場合にはプロパンガスに接続したり、ホースにつなぐなどの処理を行う{{sfn|日本曳家協会|2013|p=20}}。
2.#建造物を地面からジャッキなどを利用して上昇させる{{sfn|日本曳家協会|2013|pp=82-92}}<br/>
3.#移動させるためのルートを作る{{sfn|日本曳家協会|2013|pp=82-92}}
#:鉄道で使用する枕木を組み上げて台を作り、その上に同じく鉄道レールを何本も設置するという{{sfn|日本曳家協会|2013|pp=82-92}}。移設場所の都合により建造物を回転する必要があるときは、短いレールをつなげてカーブを作り、回転の支点にベアリングの入った茶玉という道具を置くことで回転させる{{sfn|日本曳家協会|2013|p=51}}。
4.#建造物をローラーに乗せる{{sfn|日本曳家協会|2013|pp=82-92}}
#:[[1970年]](昭和45年)頃までは「コロ」と称する鉄の棒を用いていたが、現在は鉄筋コンクリートなど重量のある建造物でなければ、専用のローラーを使用する{{sfn|日本曳家協会|2013|pp=82-92}}。
5.#ジャッキを使用して押すか、ウィンチを使って引くかのどちらかで移動する{{sfn|日本曳家協会|2013|pp=82-92}}<br/>
6.#建物を下ろし、固定する{{sfn|日本曳家協会|2013|pp=82-92}}
 
== 曳家を行った著名な建造物 ==