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'''北岡寿逸'''（きたおか じゅいつ、[[1894年]]（[[明治27年]]27年）[[7月2日]] ‐ [[1989年]]（[[平成元年]]元年）[[6月7日]]）は、日本の[[労働省|労働]][[官僚]]・[[経済学者]]<ref>上田正昭・西澤潤一・平山郁夫・三浦朱門監修『日本人名大辞典』（講談社、2001年）</ref>。[[北岡伸一]]の大叔父<ref>{{Cite web|title=「官より民」で世界めざせ JICA理事長 北岡伸一さん（もっと関西）|url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32769190Z00C18A7AA2P00/|website=日本経済新聞|date=2018-07-10|accessdate=2021-02-05|language=ja}}</ref>。

[[奈良県]][[吉野町]]出身。旧制[[第一高等学校 (旧制)|第一高等学校]]を経て、[[1918年]]（[[大正7年]]7年）[[東京大学|東京帝国大学]]政治科卒業。[[農商務省 (日本)|農商務省]]に入省し、[[内務省 (日本)|内務省]]の外局として[[社会局]]が設置されると同事務官に就任した。[[1929年]]（[[昭和4年]]4年）社会局[[労働部]]監督課長、[[1936年]]（[[昭和11年]]）[[国際労働機関]]（[[ILO]]）（ILO）事務所長などを歴任。[[1939年]]（[[昭和14年]]）に退官すると同時に、[[東京帝国大学]]経済学部教授に着任する。[[1941年]]（[[昭和16年]]）には[[住宅営団]]研究部長・理事に就任する。

戦後は、[[1946年]]（[[昭和21年]]）[[経済安定本部]]第4部長を皮切りに、[[1948年]]（[[昭和23年]]）[[東宝]][[取締役]]・[[砧撮影所|砧(きぬた)撮影所]]所長を経て、[[國學院大學]]政経学部（現・経済学部）教授に就任。[[1955年]]（[[昭和30年]]）東大教授時代に出版した『失業問題研究』を[[日本大学]]に提出し、[[博士（経済学）|経済学博士]]となる<ref>北岡寿逸『九十四歳翁の回顧録』（自由アジア協会、1988年）</ref>。[[1972年]]（[[昭和47年]]）[[國學院大學]]を退職し、同大学名誉教授。他にも自由アジア協会理事長などの役職も歴任した。

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