「奄美黒糖焼酎」の版間の差分

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=== 糖蜜を使う甲類焼酎との違い ===
日本の本土や[[大韓民国|韓国]]の甲類焼酎(現在の[[酒税法]]では「連続式蒸留しようちゆう」と称する)の多くは、現在[[糖蜜]]を原料に使用している。原料植物の[[サトウキビ]]は黒糖焼酎と共通であるが、次のような違いがある。
* アルコール発酵の原料は、奄美黒糖焼酎が固形(ブロック)の[[黒砂糖]](含蜜糖)を湯に溶かした糖液と米麹であるのに対して、甲類焼酎は白い砂糖を作に精製する際に副産する黒い[[糖蜜|廃糖蜜]](モラセス)が主で、場合によっては少し煮詰めたサトウキビ絞り汁も使われる。また、甲類焼酎は糖蜜以外にイモ類、[[タピオカ]]、[[トウモロコシ|コーン]]グリッドなどサトウキビや米以外の糖化用[[デンプン]]原料を組み合わせて使うことも可能である。
* [[蒸留]]方法は、奄美黒糖焼酎が[[もろみ]]を一定量ずつに分けて[[単式蒸留器]]で一度だけ蒸留する単式蒸留(多くは[[蒸留|常圧蒸留]])であるのに対して、甲類焼酎は[[連続式蒸留器]](多くは[[蒸留|減圧蒸留]])で自動の流れ作業的に行われる。このため、甲類焼酎は風味に乏しいが、[[酎ハイ]]や[[リキュール]]などの原料としては癖のないものとなる。
* 蒸留した酒は、本格焼酎である奄美黒糖焼酎には度数調整用の水以外のものを加えられないのに対して、甲類焼酎は風味調整用の成分を加えることも可能である。また、風味を加えるために乙類焼酎を混和する場合もある。