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《余韻の化石》Les murs des fossiles(花崗岩/2mx 93x 0.3/[[国立代々木競技場]]/[[丹下健三]]依頼)。)<ref name="余韻の化石">{{cite web|title=国立代々木競技場 芸術作品|url=http://www.jpnsport.go.jp/yoyogi/Portals/0/美術作品及び記念作品.pdf|publisher=Japan Sport Council|accessdate=6 February 2016}}</ref>
 
国立代々木競技場は、丹下建三の設計で1961年から1964年にかけて東京の[[代々木公園]]にたてられたスポーツ施設である。その回廊を飾る巨大なアブストラクトの壁面[[レリーフ]]は、全長93mという巨大なものであり、35cm -1m82cm x 60cm x 30cmの408個の[[御影石]]のブロックから構成されている。この[[御影石]]は、[[岡山県]]の「石の島」と呼ばれる[[北木島]]のもので、総重量は160トンにも達する。水井は[[1963年]](昭和38年)10月に丹下から依頼を受け1964年(昭和39年)2月から構想に入り、4月から7月まで北木島で10人の助手とともに粗彫りをしそれを東京に運び、8月末に完成させた。9月には外国のプレスに紹介された。[[File:Mizui scans 170 オリンピック.jpeg|130px|left|オリンピック]]

「化石の余韻」は、水井の原風景であり、人生経験や自然との深い関わりの中で生きる心象のレリーフである。石のなかから掘りだした- 旅 -炎 - 重さ - 香り- 執念 - 水 - 智慧 - 音 - 時 - 光 -の10のイメージである。この作品も作者の常の仕事にあるよう全行程において手作業を貫き、機械を全く使わず、全部が[[鑿]]/トンガリノミ、クシノミ、大小のハンマーで作られた巨大レリーフ作品であった<ref>「オリンピック競技場の大きな浮き彫りへの構想」、『芸生新聞』、1964年3月30日。</ref>。
 
《マクロコズムとミクロコズム》Macrocosme et Microcosme(石/13mx 81x 0.4/グルノーブルオリンピック選手村)。