「ユース・アメリカ・グランプリ」の版間の差分

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YAGPは、世界中の先導的なダンス学校に奨学金を提供すること、若いダンサーに専門的な教育の機会を提供すること、コンクールそのものがプロダンサーとしてのキャリアへの足がかりとなることによって、ダンスという芸術分野の将来を拓くことを使命としている。
 
毎年、北米25か所のほかアルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、フランス、イタリア、日本、韓国、メキシコ、パラグアイを含む世界各地で行われる地域予選には、合計で1万人以上のダンサーが参加する<ref>{{Cite news|title=Ballet competitors strive to be best|first=Michael|last=Goulding|url=http://www.ocregister.com/news/prix-340004-grand-america.html|date=2012-02-12|accessdate=2012-03-06}}</ref>。そして、この中からYAGPの審査員団による厳正な審査を通過したダンサー約1,200人が、ニューヨークで行われる決選に進出し、世界有数のダンス学校の関係者から評価を受ける。また、ダンス学校に対しては、毎年合計50万ドル以上の奨学金が授与されている
 
そして、この中からYAGPの審査員団による厳正な審査を通過したダンサー約1,200人が、ニューヨークで行われる決選に進出し、世界有数のダンス学校の関係者から評価を受ける。また、ダンス学校に対しては、毎年合計50万ドル以上の奨学金が授与されている。
 
増加の一途を辿る地域予選への参加者に対してより多くの機会を与えるとともに、地域予選そのものがそれぞれ独立した学びの場であるという位置づけを確かなものとするために、2012年から地域予選の段階でも優れた参加者には奨学金が授与されるようになった。
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YAGPはたちまち米国で最大のコンクールとなり、国際的にも認知された。YAGPに米国外から最初に奨学金を提供したのは、[[ロイヤル・バレエ学校]]であった。
 
YAGPは、世界で初めて必ずしも上位に入賞しなくとも学生が奨学金を受け取れる、というコンセプトを導入したコンクールである。YAGPの奨学金は、審査員団によるコンクールの順位付けとは無関係に、ダンス学校の代表によるの将来性の評価に基づいて授与される(すなわち、将来性があると見込まれた学生は、たとえ決選に進めなくても奨学金を授与されることがある)。このコンセプトは、現在では世界中のバレエ大会で広く採用されるようになっている。
 
YAGPは、2005年に[[国連教育科学文化機関]](UNESCO)から国際的なダンス教育への貢献を認められ、国際ダンスカウンシルへの参加資格を授与された。