「フェノール樹脂」の版間の差分

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等である。この他、耐熱性が要求される[[鍋]]の取っ手など調理用品、自動車部品や、[[基板]]等に用いる[[絶縁体]]などとして[[電気製品]]に利用されている。イギリス軍の[[認識票]]としても採用されている。
 
住宅用途では、[[ポリスチレン]]系の住宅用[[断熱材]]に代わる素材として、[[旭化成]]が発泡フェノールフォームを開発し、'''ネオマフォーム'''の商品名で販売している。しかし、[[ポリスチレン]]系と比べて耐火性能が優れている一方、(1) 吸水性が高く、(2) 高価であること、また (3) 水に弱く、 (4) 素材自体が酸性であるなど、使用にはある程度の知識が必要なようである。
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フェノール樹脂を木質材料に含浸させ真空高温で[[焼成]]することで多孔性炭素材料のウッドセラミックスを製造することが出来る<ref>{{cite web|url=https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-16360349/|title=ウッドセラミックスを用いた新規マクローミクロハイブリッド多孔質炭素材料の開発|publisher=兵庫県立大学|accessdate=2016-10-28}}</ref>。木質材料(廃材やおが屑など)に限らず従来であれば廃棄されていた搾りかすなど植物性のものも原料に使え、{{要追加記述範囲|date=2018年8月|様々な性質を持つため環境的な素材としても期待されている}}。同様の手法で脱脂した[[米ぬか]]から作られたものはRBセラミックス<ref>{{cite web|url=http://www.glocaldream.mech.tohoku.ac.jp/ja/laboratory/research.html|title=
研究紹介 東北大学大学院 工学研究科 堀切川・柴田/山口(健)研究室|publisher=東北大学大学院 工学研究科 堀切川・柴田/山口(健)研究室|accessdate=2016-06-14}}</ref>として実用化・製品化されている。
 
フェノール樹脂と木質からなる[[複合材料]]である[[デルタ合板]]は、第二次世界大戦当時のソ連で航空用アルミ合金の代替素材として膨大な数の軍用機が量産された。
 
熱防御特性により大気圏再突入機の[[アブレータ]]としても使用される<ref>{{Cite journal |和書 |author=山田哲哉 |author2=安部隆士 |title=「はやぶさ」カプセルの地球大気再突入時におけるプラズマ現象とその周辺 |year=2006 |date=2006-06-25 |volume=82 |issue=6 |pages=368-374 |journal=プラズマ・核融合学会誌 |publisher=プラズマ・核融合学会 |naid=110006282076 |url=http://www.jspf.or.jp/Journal/PDF_JSPF/jspf2006_06/jspf2006_06-368.pdf |format=PDF |ref=harv}}</ref>。