「シハイスミレ」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
m編集の要約なし |
写真追加ほか |
||
4行目:
|画像=[[Image:Viola violacea sihaismr01.jpg|300px]]
|画像キャプション = シハイスミレ (2009年3月撮影)
|分類体系 = [[APG IV]]
|
|
|綱階級なし = [[真正双子葉類]] {{Sname||Eudicots}}
|亜綱階級なし = バラ上類 {{Sname||Superrosids}}
|科 = [[スミレ科]] [[:w:Violaceae|Violaceae]]▼
|下綱階級なし = [[バラ類]] {{Sname||Rosids}}
|属 = [[スミレ属]] ''[[:w:Viola|Viola]]''▼
|上目階級なし = マメ類 Fabids
|目 = [[キントラノオ目]] {{Sname||Malpighiales}}
|種 = '''シハイスミレ''' ''V. violacea''
|学名 = ''Viola violacea'' Makino var. ''violacea''
|和名 = シハイスミレ(紫背菫)
}}
18 ⟶ 22行目:
== 特徴 ==
立ち上がる茎のない、小柄なスミレ類で、[[スミレ]]に似ているが、やや小柄で赤みが強い。全体に[[毛]]がない。
[[File:シハイスミレ Viola violacea Makino P3285591.jpg|thumb|170px|left|早春に落ち葉をかき分け花を咲かせるため、よく目立つシハイスミレ]]▼
[[地下茎]]はごく短く、また太くならない。あまり[[株立ち]]にはならない。[[匍匐茎]]も出さない。[[葉]]は少数を根生する。背丈はせいぜい10cm、より低いこともある。葉は長い柄があり、葉身は2-4cm、葉柄はそれと同じくらいか長い程度。葉身は細長く、三角状狭卵形、基部は深い心形。縁にはごく浅い鋸歯が出る。葉は柔らかく、表面は深緑色で時に白い斑が入る。裏面は緑の色が薄く、それに紫の色が乗るのが普通である。紫の色には個体差があり、薄く紫のものからかなり濃いものまであり、色の濃いものでは葉柄なども紫がかる。両面とも毛はない。
花茎は細く立ち上がる。花期は
和名
== 生育環境 ==
30 ⟶ 33行目:
== 分布 ==
本州
== ギャラリー ==
<gallery mode="nolines" widths="240" heights="240">
▲
ファイル:Viola violacea 4.JPG|唇弁の距は細く、上向きにゆるやかに曲がる。萼片は広披針形で、付属体は三角形になる。
ファイル:Viola violacea 5.JPG|葉は長卵状三角形、先端は鋭頭になり、表面は濃緑色、ふつう脈に沿って白斑がある。
ファイル:Viola violacea 6.JPG|葉の裏面は紫色をおび、和名の由来となる。
</gallery>
== 近縁種等 ==
43 ⟶ 54行目:
**f. ''variegata'' E. Hama:フイリマキノスミレ
:本州から知られる。 シハイスミレよりさらに葉が細く、萼片はより幅広く、距はより長いなどの違いがある。
他に、自然雑種が知られており、[[エイザンスミレ]] ''V. eizanensis'' とのものは以下の名を与えられている。さらにその変種も記載されている。
55 ⟶ 65行目:
== 参考文献 ==
*佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他『日本の野生植物 草本II 離弁花類』,(1982),平凡社
*大橋広好・門田裕一・木原浩他編『改訂新版 日本の野生植物 3』、2016年、平凡社
== 関連項目 ==
{{commons|Viola violacea}}▼
* [[日本産スミレ属の一覧]]
▲{{commons|Viola violacea}}
{{Wikispecies|Viola violacea}}
|