「モーニングコート」の版間の差分

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また、通常のボタンのほかに「拝みボタン」と呼ばれるボタンが付いたものもある(このような仕様の上着は英語ではLink-front coatと呼ばれる)。日本では慶事のみに使用するボタンであると説明されることもあるが、実際にはそのような決まりはない。
 
ウエストコート(ベスト)について、上着と同じ黒や灰色(ダヴ・グレーなど)のほか、水色系の色(ダック・エッグ・ブルーなど)や黄色系の色(バフなど)といったものも欧米を中心に広く用いられており、特に王室などではダブル・ブレストのものがよく用いられている。シングルブレストの場合、ボタンの数は5つないし6つが一般的。ダブルブレストの場合は下に行くにつれ狭まっていく(逆八の字型に並んだ)6つボタン3つ掛けが一般的。
 
トラウザーズについて、縞が入ったグレーのトラウザーズ(いわゆるコールズボン)を着用するのが伝統的であるが、グレーの千鳥格子(ハウンズトゥース)やヘリンボーン、グレンチェック、あるいは無地のトラウザーズを用いる場合もある。上着がグレーの場合は共地のものを用いるのが普通。
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タイについて、日本では無地のシルバーや白黒系のストライプの結び下げのタイが用いられるが、本来は色や柄に決まりはなく、基本的に何でも用いることができる。今日ではあまり一般的ではないが、ボウ・タイ(蝶タイ)やアスコット・タイを用いることもできる。ウィング・カラーを用いる場合、クリップ式ではなく手結びのタイを用いる必要がある。弔辞では黒が一般的。
また時折、タイをシャツの下に着用する着こなしもあるが、フォーマルな場には不向き。また皮膚に直に着用することと汗や皮脂でタイが汚れたり痛んでしまうおそれがある。
 
靴は黒のオックスフォード・シューズ(内羽式の短靴)を用いる。かつてはドレス・ブーツが合わせられていたが、今日では短靴(シューズ)が普通。甲の部分はキャップ・トウ(ストレート・チップ)が一般的。場合によっては、チェルシー・ブーツ(日本語ではサイドゴアブーツと呼ばれる)などが用いられることもある。
 
== 脚注 ==