「蜂窩織炎」の版間の差分

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'''蜂窩織炎'''(ほうかしきえん、cellulitis, phlegmon[e])とは、[[好中球]]の浸潤が限局せず組織内にびまん性<ref group="注">「びまん性(瀰漫性)」とは、病変が一カ所だけにとどまらず、広範囲にわたっていること。</ref>に広がり、[[細胞間質]]を広範囲に融解し細胞実質を[[壊死分解|壊死]]させている、進展性の[[化膿性炎症]]である。'''蜂巣織炎'''(ほうそうしきえん)、'''[[蜂巣炎]]'''(ほうそうえん)、'''フレグモーネ'''ともいう。
 
「蜂窩」とは[[ハニカム構造|ハチの巣]]のことで、[[顕微鏡]]標本上に見える、浮遊している好中球をハチの幼虫に見立て、融解し切らずに残っている間質を巣の仕切りに見立てた名称である。