「ワシントンホテル (愛知県の企業)」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
編集の要約なし
10行目:
|略称 =
|国籍 = {{JPN}}
|本社郵便番号 = 460464-00030075
|本社所在地 = 愛知県名古屋市千種[[錦内山三丁目]]1223295号<br/>{{ウィキ座標2段度分秒|35|10|15|N|136|54|12.4|E|region:JP|display=inline,title}}
|設立 = [[1961年]]([[昭和]]36年)[[5月11日]]<br/>(株式会社名古屋国際ホテル)
|業種 = 9050
34行目:
|特記事項 = 過去に[[藤田観光]]と提携
}}
'''ワシントンホテル株式会社'''([[英語|英称]]:''Washington Hotel Corporation'')は、[[愛知県ビジネスホテル]]を拠点チェーン「'''R&Bホテル'''」「'''ワシントンホテルプラザ'''」ならびに[[サービゴルフ場]]の[[レ業|サービス事業トラン]]を展開運営している日本のサービス業である。
 
設立時からの大株主である[[藤田観光]]は、当社に追随して[[ワシントンホテル (藤田観光)]]を全国展開した経緯があり、「[[ワシントングループホテル]]」として相互送客を行っていた。2012年3月をもって業務提携は事実上解消されたが、2020年8月より、両社の宿泊予約サイトで相互送客を行うことに合意し、提携が再開される見通しである。
ビジネスホテル・チェーン「'''ワシントンホテルプラザ'''」、「'''R&Bホテル'''」や、シティホテル「[[名古屋国際ホテル]]」を運営するほか、ゴルフ場のレストラン経営などを行っている。
 
[[ワシントンホテル (藤田観光)|ワシントンホテル]]などを展開する[[藤田観光]]とは過去に提携関係にあったが、現在では完全に分離しており無関係である<ref>2020年8月より、両社の宿泊予約サイトで相互送客を行うことに合意し、再び提携することになった。</ref>。したがって、ワシントンホテルプラザとワシントンホテルの経営主体は別の会社である。
 
また、子会社であった浜田ワシントンホテル株式会社は[[2018年]](平成30年)4月1日をもって吸収合併している<ref>{{Cite web |date=2019-10-18 |url=http://www.nse.or.jp/listing/files/kaisya4691.pdf |title=新株式発行並びに株式売出届出目論見書の訂正事項分. (2019年10月 第2回訂正分). ワシントンホテル株式会 |format=PDF |publisher=三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 |accessdate=2019-011-19}}</ref>。
 
== 概要 ==
=== 創業 ===
はじめは[[1961年]]([[昭和]]36年)、株式会社'''名古屋国際ホテル'''として名古屋市に設立され、地場百貨店[[丸栄]]が開設した国際ホテル丸栄の後身として、丸栄を筆頭に名古屋財界各社と[[藤田観光]]の出資で株式会社'''[[名古屋国際ホテル]]'''を設立。代表者は藤田観光の[[小川栄一 (実業家)]]が兼任した。丸栄グループ栄町ビル内に[[1964年]]([[昭和]]39年)に[[名古屋国際ホテル]]を開業した。
 
2019年10月18日に東京証券取引所第2部・名古屋証券取引所に新規株式[[上場]]を果たした。
 
=== ワシントンホテル・チェーン ===
[[1969年]]([[昭和]]44年)6月、後のビジネスホテル・チェーン「ワシントンホテル」の第1号店として「名古屋第1ワシントンホテル」(当初の名称は「国際ホテル別館ワシントンホテル」)を開業した<ref name="information">[http://www.washingtonhotel.co.jp/company/index.html 会社情報] ワシントンホテル株式会社のウェブサイト 平成24年1月20日閲覧</ref>。その後、名古屋国際グランドホテルは主運営会社西日本よる安全な環境で合理的な料金ワシントンよるビジネスホテルの進出は好評を得て、西日本エリアでチェーンを展開、業務・資本提携を開始した。1973年に大株主である[[藤田観光]](東京)業務提携によって札幌第1を皮切りに、東日本エリアでワシントンホテルチェーンを展開した。ワシントンホテルチェーン展開してから約10年後の[[1979年]]([[昭和]]54年)4月、株式会社名古屋国際ホテルは、会社名を'''ワシントンホテル'''株式会社に改めた<ref name="information"/>。
 
ワシントンホテルの第一号店であった名古屋第1ワシントンホテルは[[1993年]]([[平成]]5年)8月に閉館<ref name="information"/>、現在は別の企業が経営するホテル再開発した建物で1997年より「[[阪急阪神第一ホテル|東京第一ホテル錦]]」に変わっている。
 
また、[[2018年]](平成30年)4月1日をもって子会社であった浜田ワシントンホテル株式会社は[[2018年]](平成30年)4月1日もって吸収合併している<ref>{{Cite web |date=2019-10-18 |url=http://www.nse.or.jp/listing/files/kaisya4691.pdf |title=新株式発行並びに株式売出届出目論見書の訂正事項分. (2019年10月 第2回訂正分). ワシントンホテル株式会 |format=PDF |publisher=三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 |accessdate=2019-011-19}}</ref>。
 
=== ワシントンホテルプラザ ===
ワシントンホテル株式会社は[[1997年]]([[平成]]9年)2月、それまで展開していたワシントンホテルの名称を「'''ワシントンホテルプラザ'''」に変更した<ref name="information"/>。この時点でワシントンホテル株式会社は藤田観光との提携関係を弱めており、藤田観光が運営してきたワシントンホテルチェーンのホテル施設は、従来通りの「ワシントンホテル」として営業を続けている。同時に、ワシントンホテル株式会社と藤田観光によって全国展開されてきた従来のワシントンホテルチェーンは、「'''[[ワシントングループホテル]]'''」との名称で総称されることとなり、会員特典など共通のサービスが一部維持されることとなったが、2012年3月より藤田観光がFSPを自社運営施設(事情ちのWHGホテルグループ)を対象とした「藤田観光グループホテル・メンバーズカード」へ一本化により、前日の2012年2月29日限りでワシントン・カードの相互利用を含む提携関係は完全に打ち切られた。
ワシントンホテル株式会社は[[1997年]]([[平成]]9年)2月、それまで展開していたワシントンホテルの名称を、「ワシントンホテルプラザ」に変更した<ref name="information"/>。
 
また、1998年からは[[#R&Bホテル|R&Bホテル]]の新規出店に注力するようになったことかから、ワシントンホテルプラザは[[2000年]]の奈良を最後に新規出店がなくなっている。運営契約終了により、不動産所有者の意向で「大阪なんばワシントンホテルプラザ」など他チェーンに乗り換えたりする例や、[[フランチャイズ]]運営会社第一号であった[[マンテンホテルグループ|マンテンホテル]]が1999年に独立した例が見られる。残ったホテルも直営レストランを全廃した(朝食のみ提供)ものが多い。
この時点でワシントンホテル株式会社は藤田観光との提携関係を弱めており、藤田観光が運営してきたワシントンホテルチェーンのホテルは、従来通りの「ワシントンホテル」として営業を続けている。同時に、ワシントンホテル株式会社と藤田観光によって全国展開されてきた従来のワシントンホテルチェーンは、「[[ワシントングループホテル]]」との名称で総称されることとなり、会員特典など共通のサービスが一部維持されることとなったが、藤田観光側の事情により2012年2月29日限りで提携関係は打ち切られた。
 
その後、ワシントンホテルプラザは[[2000年]]の奈良を最後に新規出店がなく、低価格の他チェーンとの競争に敗れ、閉鎖が相次いでいる他、[[マンテンホテルグループ|マンテンホテル]]の様に契約期間満了に伴い契約を解除して独立経営に切り替えたり、東京第一ホテル錦の様に別のチェーンに乗り換えたりする例も見られる。残ったホテルも直営レストランを全廃した(朝食のみ提供)ものが多い。
 
=== R&Bホテル ===
[[1998年]]([[平成]]10年)4月に'''R&Bホテル'''は、「部屋と朝食だけ」という[[ベッド・アンド・ブレックファスト]]を模したコンセプトで、都市部で朝食付きの廉価な宿泊料金の提供を前面に打ち出したR&B宿泊特化型ビジネスホテルの第1号店である。[[1998年]]([[平成]]10年)4月にR&Bホテル東日本橋を開業、そ。2007年開業後も随時数八王子から10年間は新店がなかったが出店増や再開し、2021年3月時点で全国25店舗展開している。
 
シングルルームは当初よりワシントンホテルプラザ(12㎡前後)と比べコンパクト(9㎡)で、カミソリ・歯ブラシ・浴衣といったアメニティ類を部屋に置かず、2000年代半ばより自動精算機での支払いとするなど合理性を追求し、ローコストを実現している。アメニティ希望者にはフロント・ロビーで配布するが、不要な場合はスタンプを5つ貯めることで500円分の金券と交換可能。朝食は基本的に焼きたてパン・ゆで卵と飲料・スープのバイキングとなっている。
 
2010年代前半までに開業した店舗は室内照明がベッドサイドに垂直に置かれた直管型[[蛍光灯]]1本のみで、シェードカバーの向きで光量を調整し、窓はカーテンの代わりに引戸で遮光するといった独特な構造であったが、2017年に開業した「新大阪北口」では一般的なビジネスホテル同等の[[ダウンライト]]とカーテンに改められ、2019年に開業した「名古屋駅新幹線口」などは40インチ液晶テレビを壁面設置するなど設備のグレードが見直されている。
カミソリ、歯ブラシ、浴衣といったアメニティ類を元から部屋に置かず、希望者にはフロントで直接渡すなどでローコストを実現している。
 
== 運営ホテル一覧 ==
109行目:
 
==== 過去に存在したホテル ====
{|class="wikitable"
!ホテル名!!所在地!!備考
|-
|[[名古屋国際ホテル]]||愛知県名古屋市中区||本社所在地2020年6月営業終了
|}
 
;中部
:上越([[マンテンホテル]]上越→現 [[ロワジールホテル]]上越)
116 ⟶ 122行目:
:長野(現 [[スマイルホテル]]長野)
:岐阜第1(現 グランパレホテル)
:名古屋第1(解体済み)→再開発後、1997年に「東京[[第一ホテル]]錦」として開業
:名古屋錦(旧名古屋第2)
:名古屋金山([[宝交通]]とフランチャイズ契約満了の為、現 名古屋金山ホテル)
122 ⟶ 128行目:
;関西
:大阪なんば([[ホテルサンルート]]大阪なんば → 現 [[相鉄ホテルマネジメント|相鉄グランドフレッサ]]大阪なんば)
:神戸(現 [[イシン・ホテル・グループ|ビー]]神戸)
:姫路(現 [[アパホテル]]姫路駅北)
;中国
135 ⟶ 141行目:
:宮崎(宮崎サンマリンホテル → 現 アリストンホテル宮崎)
:佐賀(2018年7月7日、[[アパホテル]]佐賀駅南口<ref>ワシントンホテルプラザとのフランチャイズ契約満了により2018年7月6日閉館。経営する[[竹下製菓]]のグループ会社「竹下コーポレーション」が、アパホテルと新たにフランチャイズ契約を締結。4月下旬から6月中旬までの約2カ月間、営業を継続しながら施設を改修し、アパホテルの仕様に合わせる。ホテル内の喫茶、レストランも名称を変更。</ref>として再開業)
 
なお、藤田観光運営のホテルフジタ福井([[福井県]][[福井市]]、旧福井ワシントンホテル)には、ワシントンホテル社運営の中国料理店「チャイナテーブル」が入居していた<ref>{{Cite news |和書|title=福井のチャイナテーブル再開せず閉店 ホテルフジタ福井内、コロナ影響で休業のまま |newspaper=[[福井新聞]] |date=2020年5月20日 |url=https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1089223 |accessdate=2020-06-11}}</ref>。
 
=== R&Bホテル ===
152 ⟶ 160行目:
|R&Bホテル上野広小路||東京都[[台東区]]||‐
|-
|R&Bホテル東日本橋||東京都[[中央区 (東京都)|中央区]]|1号店|‐
|-
|R&Bホテル蒲田東口||東京都[[大田区]]||‐
158 ⟶ 166行目:
|R&Bホテル東京東陽町||東京都[[江東区]]||‐
|-
|R&Bホテル八王子||東京都[[八王子市]]|2007年4月開業|‐
|-
|R&Bホテル新横浜駅前||[[神奈川県]][[横浜市]][[港北区]]||‐
|-
|R&Bホテル名古屋駅前||愛知県名古屋市中村区||2020年11月開業
|-
|R&Bホテル名古屋新幹線口||愛知県名古屋市中村区||2019年6月開業
186 ⟶ 196行目:
|R&Bホテル熊本下通||熊本県熊本市中央区||‐
|}
 
=== その他 ===
{|class="wikitable"
!ホテル名!!所在地!!備考
|-
|[[名古屋国際ホテル]]||愛知県名古屋市中区||本社所在地
|}
 
なお、藤田観光運営のホテルフジタ福井([[福井県]][[福井市]]、旧福井ワシントンホテル)には、ワシントンホテル社運営の中国料理店「チャイナテーブル」が入居していた<ref>{{Cite news |和書|title=福井のチャイナテーブル再開せず閉店 ホテルフジタ福井内、コロナ影響で休業のまま |newspaper=[[福井新聞]] |date=2020年5月20日 |url=https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1089223 |accessdate=2020-06-11}}</ref>。
 
== 脚注 ==