「ポリアクリルアミドゲル電気泳動」の版間の差分

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ポリアクリルアミドは[[アガロースゲル電気泳動|アガロース]]よりもさらに[[分子ふるい]]効果が大きく、蛋白質や比較的低分子量の核酸を分離するのに適している。
 
[[DNA]]、[[リボ核酸|RNA]]などの核酸[[分子]]はマイナスの[[電荷]]を持つため陽極方向に移動する。分子ふるい効果により[[分子量]]の小さいものほど長く泳動される。核酸分子は[[尿素]]などの[[変性]]剤の存在下で直線状の1本鎖となり、その長さに応じて精密に分離される。末端に特定の[[塩基]]を有するDNA断片をこの方法で泳動すると、その長さに相当する位置にのみDNAが検出されるので、[[塩基配列]]の決定('''[[シークエンス|シークエンシング]]''')に用いられる。
 
[[画像:SDS-PAGE.jpg|thumb|230px|SDS-PAGEの例。左1列が分子量を決めるためのマーカー、右5列が分析対象の蛋白質。(出典:英語版"SDS-PAGE")]]