「レトロトランスポゾン」の版間の差分

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'''レトロトランスポゾン''' ('''Retrotransposon''') は、[[トランスポゾン]]つまり「可動遺伝因子」の一種であり、多くの[[真核生物]]組織の[[ゲノム]]内に普遍的に存在する。レトロトランスポゾンは、自分自身を [[リボ核酸|RNA]] に複写した後、[[逆転写酵素]]によって [[DNA]] に複写し返されることで移動、つまり「転移」する。DNA 型トランスポゾン(狭義の[[トランスポゾン]])が転移する場合と異なり、レトロトランスポゾンの転移では、DNA 配列の[[DNA複製|複製]]が起こる。「レトロトランスポゾン」は「レトロポゾン (retroposon)」とも呼ばれる。
 
レトロトランスポゾンは、植物では特に多く、しばしば核 [[DNA]] の主要成分となる。例えば、[[トウモロコシ]]では、ゲノムの 80%、[[コムギ]]では、ゲノムの 90% がレトロトランスポゾンである。