「ソフトウェアトランザクショナルメモリ」の版間の差分

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[[計算機科学]]において、'''ソフトウェアトランザクショナルメモリ'''({{lang-en-short|software transactional memory}}, STM)は、[[データベース]][[トランザクション]]に似た[[並行性制御]]機構であり、[[並列コンピューティング|並列計算]]を行う際の[[共有メモリ]]へのアクセス法である。この機構は[[ロック (情報工学)|ロックベース]]の同期を用いた[[並行性制御]]の代替手段として機能し、ノンブロッキングな方法で実装される物もある。ここでいうトランザクションとは、共有メモリに対する一連の読み出しと書き込みを実行するコードを意味する。論理的にはこれらの読み出しと書き込みは、時間的なある一点で行われ、他のトランザクションからはその間の状態は見えない。トランザクションを行うために[[ハードウェア]]にサポートさせるアイデア([[ハードウェアトランザクショナルメモリ]])は、1986年に Tom Knight により論文と特許として出された。そのアイデアを普及させたのが Maurice Herlihy と J.Eliot B. Moss である。1995年、Nir Shavit と Dan Touitou がこのアイデアを[[ソフトウェア]]のみで行うトランザクショナルメモリ (STM) に拡張した。STM は近年非常に研究が進み、実用的な実装も進展している。
 
== パフォーマンス ==