「ウマ娘 プリティーダービー」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
各所の間違いを修正、些末な記述を除去し、ウイニングライブのセットリストをコメントアウト(現状では独自研究。外す場合は出典を添付願います)。ウマ娘のモチーフは出典がないため除去(ニコニコ大百科やピクシブ百科事典は残念ながらWikipediaの出典足りえません)。
タグ: コメントアウト
m →‎ストーリー(アニメ): 菊花賞の舞台を京都レース場に修正。
818行目:
とあるウマ娘の少女がいた。少女はシンボリルドルフが6連勝無敗で二冠を達成した日本ダービーを観戦していた。レースを見た少女は「シンボリルドルフのように強くてカッコいいウマ娘になる」と決め、シンボリルドルフに対して「あなたのような強くてカッコいいウマ娘になる!」と宣言する。シンボリルドルフに名前を尋ねられたその少女は、「'''トウカイテイオー'''」と名乗るのだった。
 
数年後トレセン学園に入学、チームスピカに所属したトウカイテイオーは無敗のまま皐月賞を、そして圧倒的な速さでダービーを制覇して夢であるシンボリルドルフ以来の無敗の3冠ウマ娘にまた一歩近づくがダービー直後に軽度の骨折が判明した。トレーナーとスピカの仲間からのサポートで懸命のリハビリで走れるようになるまで回復するも走力が上がらない。これでは菊花賞には間に合わないとテイオーは判断、トレーナーに菊花賞の断念を告げ、そしてあるお願いをした。それは菊花賞の舞台である中山京都レース場に赴き、自分がいない菊花賞の勝利を見届けることだった。最初は平常を装っていたテイオーだったが、菊花賞のゲートが開き3冠の夢が潰えた時ショックを受け、そして菊花賞で自分がいたイメージを空想してもぬぐえない悔しさで涙を流していた。ところが菊花賞を走っている18人のウマ娘はだれもテイオーがいないレースを言い訳にせず、ただ目の前の勝利を目指していた。ウマ耳で拾えた微かで大きな声にテイオーは応援せずにはいられなかった。そして菊花賞ウマ娘はリオナタールに輝き、テイオーは中山京都レース場を後にしたのだった。
 
三冠ウマ娘の夢は潰えたが、トウカイテイオーは目標を無敗のウマ娘に切り替え、天皇賞(春)に目標を設定する。しかしそのレースには、トウカイテイオーの身近な一番のライバルであり、昨年の天皇賞(春)覇者でもある'''メジロマックイーン'''も連覇を目指して出走を予定していた。お互いに意識し合う一番負けられない相手を前に、2人は闘志を燃やす。
年末、トウカイテイオーは無敗の2冠ウマ娘の功績が称えられ年度代表ウマ娘に、メジロマックイーンはシニア級代表ウマ娘に選出された。そして翌年シニア級となったテイオーは大阪杯を勝利、メジロマックイーンは阪神大賞典を勝ち、天皇賞春に駒を進める。トレーナーからの指示で2人は自分の走りに集中するため、なるべく顔を合わせずトレーニングメニューをこなすテイオーとマックイーン。しかし合同会見の際、闘争心むき出しの会見を見苦しく思われたメジロ家のおばあさまはマックイーンを本家に呼び出し、幼いころに読ませた『[[ウサギとカメ]]』を用いてある言葉を授けたのだった。
 
そして天皇賞春当日、ゲートが開きメジロパーマーの大逃げをよそに先行のマックイーンをマークしていたテイオーは第3コーナー手前で早めに仕掛けるが、マックイーンとの差は縮まないどころか、ついていけない!その時加速していた右足に故障が発生していたことをテイオーはまだ知らない。結局、メジロマックイーンは圧倒的な力で天皇賞春2連覇を果たし、テイオーは無敗のウマ娘は叶わず5着。マックイーンとの着差は1010バ身離されていた。観客から盛大な歓声に祝福されるマックイーンにテイオーは賛辞を贈る。そして二人は芝のターフでハグを交わしマックイーンはうれし涙をテイオーは負けたことへの悲しい涙を流すのだった。
そしてレース後トレーナーから足の様子がおかしいこと指摘され病院の検査で右足の骨折が判明、春のレースを全休。マックイーンは宝塚記念に向けてのトレーニング中の骨折でメジロ家の静養所で静養することとなり、トレセン学園を一旦去るのだった。
 
その頃クラシック級では'''ミホノブルボン'''が無敗2冠を達成し、シンボリルドルフ以来の3冠ウマ娘の期待がかけられていた。ところが、[[第59回東京優駿|日本ダービー]]2着だった'''ライスシャワー'''に交わされ痛恨の2着となり歓客と応援していたウマ娘がため息と悲観に包まれたのだった。
 
季節は流れトウカイテイオーは有馬記念に参戦したが、そこにいつもの覇気はなかった。テイオーは3冠ウマ娘、無敗のウマ娘という目標、そして走る意味を失い燃え尽きていたのだった。そして'''メジロパーマー'''と'''ダイタクヘリオス'''の逃げのペースに巻き込まれ自己最低の11着に敗れた。
843行目:
トウカイテイオーはトレーナーに'''チーム脱退届'''を提出した。トレセン学園はチーム制で加入してないとレースに出られない。つまりそれは事実上の'''競走ウマ娘の引退'''を意味することだ。ところがトレーナーは秋のファン感謝祭聖蹄祭で特別ライブの開催するため慰留を嘆願した。テイオーは快諾しライブ練習に励むこととなったのだ。
 
しかしトウカイテイオーの復帰を望んでいるウマ娘がいた。チームカノープスに所属する'''ツインターボ'''だ。度々テイオーに会っては、今度は自分が勝つと勝手に張り合っていた。テイオーの特別ライブで引退するを直接聞きショックを受けるも、自分がレースに勝ち諦めなければできることをテイオーに見せつけてやると決意するのだった。しかし、ツインターボが出走するレース、[[オールカマー]]はテイオーのラストライブと時間がかぶっており、テイオーに見せることができない。困惑するカノープスメンバーにカノープスのトレーナーがある作戦を考案する。
 
生徒会の協力もありライブ設置は順調に進んだ。聖蹄祭当日はテイオーを見に、ライブは満員御礼。そしてテイオーの足はステップを踏むくらい回復していた。テイオーは観客にこれまでの感謝を告げるが、肝心の引退を告げられない。テイオーの不穏な言葉で観客は察知するがトウカイテイオーファンのウマ娘(キタサンブラック)の「それでもテイオーさんの走ってくれる日を待ちます。」の声と観客に紛れていたトレーナーの発破でテイオー辞めないでコールが炸裂する。コールを収束したいテイオーだったが、ライブ画面の電波ジャックが起きる。
852行目:
あのライブから1か月以上が過ぎ、ウマ娘の偵察のため菊花賞の生観戦が決定し、観光気分で浮かれているスピカメンバー。一方マックイーンは京都大賞典を勝利し、次のレース天皇賞秋に出走を決めていた。マックイーンは視察を諦め、自主トレーニングすることになったのだ。ところがマックイーンの右足に違和感が・・・・・。
 
一方、マックイーンを除くメンバーは、菊花賞の舞台中山京都レース場に到着。今年のクラシックは皐月賞ウマ娘の'''ナリタタイシン'''、日本ダービーウマ娘'''ウイニングチケット'''、クラシックで善戦している'''ビワハヤヒデ'''、3人の頭文字を取っ手「'''BNWBNW'''」と呼ばれていた。ビワハヤヒデが最後の1冠を獲るのか、ウイニングチケットの2冠を果たすのか場内は大いに盛り上がっていた。結果は'''ビワハヤヒデ'''が後続を引き離す大差で菊花賞ウマ娘に輝いた。
 
レース後、京都観光の手土産を手にメジロ邸を訪れるトウカイテイオー。応対したのはマックイーン・・・・の執事だった。執事は暗い顔をしながら、マックイーンは療養所にいることを明かした。マックイーンに怪我がと察するテイオー。右足の違和感が拭えず念のため主治医に診ることにしたマックイーンは、繋靭帯炎を発症していた。天皇賞秋の断念どころか競走ウマ娘生命にかかわる不治の病だった。愕然とするテイオー、そして執事に電話がかかりマックイーンが療養所から逃げ出したことが発覚した。空はどんよりとした雨雲がかかっていたが、テイオーは一目散にマックイーンを探しに駆け出した。
863行目:
 
「'''だから起こすよ。奇跡。ボクが証明して見せる。'''ボクとマックイーンが走れるように・・・・。今度の'''有馬記念'''見てて。ボクは誰よりも先にゴールする。」
マックイーンは無謀と感じた。テイオーの去年の有馬記念は1111着。レース間隔はほぼ1年空いておりしかも骨折明けのぶっつけ本番で臨むことになる。'''そこで1着を獲るウマ娘は1人も達成していない。'''
 
しかしテイオーの意思は固かった。「'''奇跡を望んで頑張れば必ずできる!'''」マックイーンが聖蹄祭でテイオーにかけた言葉を返したのだった。
いままで自分のそばで、目標として、ライバルとしていてくれたマックイーン、今度はボクの番だと言い残しトウカイテイオーは立ち去った。
 
トウカイテイオーはファン投票で4位となり有馬記念出走権利を獲得した。テイオーはチームスピカのサポートでより一層トレーニングに励み、有馬記念を迎える。
 
 
そして[[第38回有馬記念|有馬記念]]当日、1番人気は菊花賞ウマ娘ビワハヤヒデ、トウカイテイオーは4番人気。しかし、G1G1ウマ娘7人が出走しており特に天皇賞春ウマ娘ライスシャワー、昨年の覇者メジロパーマーも参戦しており誰が制してもおかしくない状況だった。
 
ゲートが開き、メジロパーマーが先頭で大逃げを実行するもマークされ不発に終わるが速いペースで進む。トウカイテイオーはそのペースに食らいつくことで精いっぱいだった。
877行目:
一方、メジロマックイーンは治療に専念していたが、外出許可が下りたのか有馬記念が行われる中山レース場の階段にいた。見たいけど怖くて見られない、スマホのテレビ機能で観戦していた。しかし意を決して中山レース場に入場すると場内にどよめきが走る。
 
4コーナーにビワハヤヒデがスパートをかけメジロパーマーを交わして、後続を引き離すようにバ身を伸ばしている。どよめきはそれではなくトウカイテイオーがビワハヤヒデを追いつき差しにきていた!しかしトウカイテイオーの体力は限界に達し必死に足を回していた。それと同時にこれまでの挫折と悔しさを走馬灯のように思い出していた。そこで励ましていたのはマックイーンだった。どのウマ娘もこのレースで勝ちたいと思っている。でも1番勝ちたい気持ちが強いのはボクだ。この勝利だけはボクのものだ。
 
「'''勝負だぁぁぁぁぁぁぁーーーーー!!'''」トウカイテイオーはビワハヤヒデに向かって叫びスパートをかけた。その差は2バ身、1バ身と差が詰まりビワハヤヒデを交わしたところがゴールとなった。それは1年ぶりのレースでの奇跡の勝利だった。場内は歓声と涙で包まり自然とテイオーコールが響いた。チームスピカに駆け寄るテイオーにマックイーンが泣きはらした目で「'''ありがとう、テイオー'''」と笑った。
 
とある春トウカイテイオーはトレセン学園の練習トラックで誰かを待っていた。
887行目:
「全然。やっと走れるんだね。」テイオーは待つことよりもマックイーンとのマッチレースを楽しみにしているようだ。
 
トレセン学園練習トラック。芝24002400m。中距離。馬場状態 良。雲ひとつもない快晴。
「負けて泣いちゃっても知らないからね。ボク最強のウマ娘だからね。」「望むところですわ。」
 
運命の意地悪で翻弄され、再戦が叶わなかった2人のマッチレースが今、始まる。
 
==== OVA『BNWの誓い』 ====