「キングコング対ゴジラ」の版間の差分

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自社提供のテレビ番組『世界驚異シリーズ』の視聴率不振に頭を痛めるパシフィック製薬宣伝部長の多胡は、南太平洋[[メラネシア]]に位置する[[ソロモン諸島]]の1つ・ファロ島に伝わる「巨大なる魔神」が目覚めたという噂を聞きつけ、これを聴取率アップの決定打にしようと企む。提携先のテレビ局員・桜井と古江はたった2人の探検隊として仕立てられ、ファロ島へ行くことになる。乗り気でない桜井に対し、時を同じくして妹のふみ子のフィアンセ・藤田は、新開発の特殊繊維のテストをするため、しばらく日本を離れるという。
 
一方、[[北極海]]では海水の温度上昇が始まり、調査のために原潜シーホーク号が国連派遣の科学者を乗せて現地へ向かう。そこには青白く発光する氷山があったが、実はそれこそが[[大阪市]]で[[アンギラス]]との戦いを終え、神子島で氷漬けにされたまま行方不明となっていた[[ゴジラ (架空の怪獣)|ゴジラ]]が眠る氷塊だった。まもなく復活したゴジラは原潜を沈め、某国基地を破壊して移動する。生物学の権威・重沢博士は、ゴジラは[[帰巣本能]]によって日本へ戻ると予測し、国内ではゴジラの話題で持ち切りになる。その影響で「巨大なる魔神」は話題にならず、多胡にとってゴジラはいら立ちの種でしかなかった。
 
ファロ島に上陸した桜井と古江は、島民たちの間に根強い魔神信仰があり、かつ「巨大なる魔神」が実在することを知る。その夜、海から現れた[[大ダコ (東宝特撮作品)|大ダコ]]に島は大混乱となるが、そこへ山奥から巨大なる魔神=[[キングコング]]が出現し、大ダコを追い払う。キングコングは島民たちの用意した赤い汁を飲み干し、彼らが踊りと共に捧げる祈りの歌を聴くと、たちまち深い眠りに就いてしまった。キングコングを日本へ連れて帰ろうという桜井の発案は、日本で一大旋風を巻き起こす。ホクホク顔の多胡部長だったが、部下の一言から次なる宣伝アイデアを思い付く。「キングコングとゴジラ、どちらが強い?」。