「菠蘿包」の版間の差分

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元々は「俄羅斯包(ロシアパン)」と呼ばれていたが、表面が[[パイナップル]]に似ているということで、'''パイナップルパン'''を意味する「菠蘿包」で呼ばれるようになった。
 
香港や[[マカオ]]周辺の他に古くから[[台湾]]でも食べられており、最近では[[中華人民共和国|中国]]の[[上海市|上海]]、[[北京市|北京]]などでも焼かれるようになった。それらの[[北京語]]圏では「'''菠蘿麺包'''」(ポールオミエンウ、{{Lang|zg|bōluó miànbāo}})と呼ばれて販売されている。香港のものほど高さがないものが多いため、メロンパンを小振りにしたもののように見える。
 
菠蘿包にパイナップル成分は入っていない。[[砂糖]]、[[鶏卵]]、[[小麦粉]]、[[ラード]]から作られる。パン生地の表面のクッキー生地がしっとりと柔らかい日本のメロンパンと異なり、菠蘿包のクッキー生地はサクサクとした歯ごたえに焼かれており、下のパン生地はふんわりしているものが好まれる。高温多湿の香港では湿っているとすぐに[[カビ]]が生えたり腐敗するのも、カリカリに焼く理由のひとつと考えられる。