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住宅は人の生活の拠点であり、居住者は住宅内部で長い時間を過ごすため、住宅の質は人の健康に大きな影響を与える。住宅建設の際、日照や採光、通風などを考慮し、湿度や空気のよどみなどを避けることが健康的な生活につながる<ref>「居住福祉」p66-67 早川和男 岩波新書 1997年10月20日第1刷発行</ref>。階段や段差といった障害で転倒するなど、住宅内での事故も多く<ref>「居住福祉」p61-63 早川和男 岩波新書 1997年10月20日第1刷発行</ref>、この対策として住居内の段差を減らしたり、動線を改良し通路を広げ手すりをつけるなどして移動しやすい住居にし、浴槽を低いものにして浴室の床を滑りにくくするなど、障害を減らし高齢者でも安全に暮らせるバリアフリー住宅の建設も増加傾向にある<ref>「知の最先端」p292-296 VALIS DEUX編著 日本実業出版社 1998年2月28日初版発行</ref>。
 
== 建設と管理 ==
住宅の建設は、まず建設用の宅地の入手からはじまる。用地を確保したら、建築主は業者に住宅の建設を依頼する。個人が住宅を建てる場合、[[ハウスメーカー]]や[[工務店]]といった建築業者に直接依頼するほか、建築設計事務所に依頼して自らの希望を強く反映させることもできる<ref>「図解雑学 建築のしくみ」p166-169 齊藤祐子 ナツメ社 2008年3月10日発行</ref>。工事に取りかかる前には状況に応じて[[地質調査]]を行い<ref>「図解雑学 建築のしくみ」p82-83 齊藤祐子 ナツメ社 2008年3月10日発行</ref>、必要のある場合は適宜改良工事を実施して建設できる状態にする。
 
完成した住宅は、時間の経過や使用状況によって劣化が進んでいくため、適切なメンテナンスは不可欠である。また、家族のライフサイクルによって居住者の要求は変化するため、それに応じた増改築や[[リフォーム]]が行われる場合もある<ref>「図解雑学 建築のしくみ」p210-213 齊藤祐子 ナツメ社 2008年3月10日発行</ref>。
 
== 社会と文化 ==