「フォアグラ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m Botによる: {{Normdaten}}を追加
m →‎製法:  誤字修正
270行目:
強制給餌を用いずに飼育期間を長くしてフォアグラを生産する、しばし“倫理的なフォアグラ”(ethical foie gras) と紹介される飼育法がある。スペインの{{仮リンク|エドゥアルド・スーザ|en|Eduardo Sousa}}が経営する農場兼レストラン、ラ・パテリア・デ・スーザ (La Pateria de Sousa) では、自然に近い飼育場で半野生のガチョウを放し飼いにし、[[渡り]]の季節にエネルギー源として肝臓に脂肪を蓄える習性を利用してフォアグラを生産している。農場から渡りに出てしまい出荷できなくなるガチョウもいるが、全体の10パーセント程度に留まるという{{refnest|group="注釈"|name="kimochi"|ここのガチョウの群れは農場の近所に飛んでいくこともあるが、農場が気に入っているため、再び帰ってくる。野生の鴨の群れが飛来することもある。この放し飼いの手法は、ガチョウの気持ちに寄り添ったものなので、ガチョウが閉じ込められていると感じないように害獣除けの電気網の設置の仕方にも気を配ったり、あるいは、翼を怪我して飛び立てないメスを飼い、渡りをしようとする群れ全体をそのメスが引き止めるので群れが留まるような工夫をする。}}。この方法の課題は、近年の[[気候変動]]の影響を受けてか、収穫の時期(渡りの時期)が一定しないことだという<ref>[http://punta.jp/archives/21718 強制給餌なしで育った「幸せなガチョウ」のフォアグラ | ニュースマガジン PUNTA - プンタ]2014年1月17日、Author:プラド夏樹</ref><ref>[http://www.meatinfo.co.uk/news/fullstory.php/aid/16463/Spanish_farmer_produces__91ethical_92_foie_gras.html Spanish farmer produces ‘ethical’ foie gras - MeatInfo]12 December, 2013, By Line Elise Svanevik</ref><ref>[http://www.huffingtonpost.com/daniel-klein/ethical-foie-gras_b_3380752.html Ethical Foie Gras]by Daniel Klein, Posted: 06/03/2013 5:37 pm, Part of AOL-HuffPost Food ※スペイン語動画付き</ref>。
 
この生産者のフォアグラは、2006年、フランスのクー・ド・クール (''Coup de Coeur'') という美食コンテストで優勝したことで注目された<ref name=myeurop/><ref>[http://recommend-ted.blogspot.jp/2013/05/blog-post.html ダン・バーバー「驚くべきフォアグラ物語」]</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20071128130319/http://www.regiondigital.com/modulos/mod_periodico/pub/mostrar_noticia.php?id=47071 Economía : El Salón Internacional de la Alimentación de París, SIAL 2006, reconoce a la empresa extremeña "La Patería de Sousa"]2006年10月16日 - www.regiondigital.com</ref>。この飼育法はガチョウに強制給をすることなく、ガチョウに自ら餌をついばませる方法であるため、飼育期間は一年かかるといわれ費用がかかるが、味に高い評価を得ているため価格は高価になる<ref name=rtbf121210/><ref name=myeurop>[http://fr.myeurop.info/2013/07/23/le-meilleur-foie-gras-du-monde-est-espagnol-11691 Le meilleur foie gras du monde est espagnol]Mar, 23/07/2013 - 14:07, myEurop(仏語)</ref>。
 
== 動物愛護の観点から規制される飼育方法 ==