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[[Image:Apollo black bird AM Delphi 8140.jpg|thumb|リラを持つ[[アポロン]]]]
'''リラ'''、'''リュラ'''、'''ライアー'''、'''ライア'''([[古典ギリシア語]]:{{lang|grc|λύρα}}、[[ラテン語|羅]]:lyra、[[英語|英]]・[[フランス語|仏]]:lyre、[[ドイツ語|独]]:Lyra、Leier、[[イタリア語|伊]]:lira)は、[[弦楽器]]である。本来は[[古代ギリシア]]の竪琴(撥弦楽器)を意味するものであったが、後に形態の近いいくつかの楽器をこの名で呼ぶようになった。
 
[[中世]]ヨーロッパにおいてlyra、 liraなどの名称は、撥弦楽器のみならず似た形状の弓で弾く擦弦楽器にも用いられるようになった。これには[[フィドル]]から発展した一族も含まれる。一方、lyra、 Leierは[[ハーディ・ガーディ]]を指すようになり、Leierはさらに転じて「手回しオルガン(バレル・オルガン)」の意味にまでなった。また別に、(古代ギリシアの)リラ型の枠を持った打楽器の一種でリラを名乗るもの([[ベルリラ]])まで現れ、しばしば混乱を招いている。