削除された内容 追加された内容
m link
編集の要約なし
140行目:
* [[ヨハネ・パウロ2世 (ローマ教皇)|ヨハネ・パウロ2世]]は、ヨーロッパのカトリック教会の状況を「沈黙の背教(silent apostasy)」と表現した<ref>ヨハネ・パウロ2世の使徒的勧告 [http://www.vatican.va/holy_father/john_paul_ii/apost_exhortations/documents/hf_jp-ii_exh_20030628_ecclesia-in-europa_en.html ECCLESIA IN EUROPA 9] The Holy See(教皇庁公式サイト)</ref>。
* [[ベネディクト16世 (ローマ教皇)|ベネディクト16世]]は、信仰教義聖省長官であったとき、2005年[[聖金曜日]]の十字架の道行きで、[[カトリック教会]]を「沈みつつある船」に喩えた<ref>「主よ、あなたの教会は、しばしば、今にも沈みそうな船、あちこちからあいた穴から浸水してくる船のようです。あなたの麦畑もまた、よい麦よりも毒麦のほうが多いように見えます。あなたの教会の、汚れた衣や顔に驚かされます。しかし、それは私たち自身の汚れです。私たち自身、大きなことを言うたびに、大げさに振る舞うたびに、あなたを裏切っているのです。」「教皇ベネディクト16世 黙想と祈りによる十字架の道行き」(女子パウロ会)</ref>。更にまた、2009年3月に全世界の司教たちへの手紙の中で「地上の広大な地域で、信仰がもはや燃え尽きてしまう炎のように消え去ってしまう虞がある現代<ref>[http://www.vatican.va/holy_father/benedict_xvi/letters/2009/documents/hf_ben-xvi_let_20090310_remissione-scomunica_en.html LETTER OF HIS HOLINESS POPE BENEDICT XVI TO THE BISHOPS OF THE CATHOLIC CHURCH]</ref>」と表現している。
*また、ベネディクト16世は著書の中で「私たちが今日経験している教会の危機は、『あたかも神が存在していないかのような(etsi Deus non daretur)』の原則に従って行われた改革の結果である『[[典礼]]の崩壊』が原因であると、私は確信しております。<ref>[[ベネディクト16世 (ローマ教皇)|ベネディクト16世]] ヨゼフ・ラツィンガー著 里野泰昭訳『新ローマ教皇 わが信仰の歩み』春秋社 164ページ)</ref>」と述べたことがあり、2007年に自発教令「スンモールム・ポンティフィクム」を発布し、その中で「多くの地域で、新しい[[ミサ]]典礼書の規定が忠実に守られなかったためです。それどころか、実際に、新しいミサ典礼書が『典礼を創造的に行うこと』を正当化し、さらには要求しているとまで考えられたからです。この『典礼を創造的に行うこと』は、しばしば耐えがたいしかたで典礼をゆがめました。わたしは経験から述べています。わたしもあの希望と混乱に満ちた時期を体験したからです。そしてわたしは、典礼を勝手にゆがめることが、教会の信仰に完全なしかたで根ざした人々をどれほど深く傷つけたかを目にしてきました。」と、[[第2バチカン公会議]]以降の行き過ぎた典礼刷新を戒めた<ref>[http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/feature/benedict_xvi/bene_message242.htm ベネディクト十六世(教皇ベネディクト十六世の全世界の司教への手紙1970年の改革以前のローマ典礼の使用に関する「自発教令」の発表にあたって] [[カトリック中央協議会]]</ref>。{{See also|新しいミサ}}
 
== その他の証言 ==