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* [[ウィキペディア]]の記事における、企業などのロゴの使用に関する議論については「[[Wikipedia:井戸端/subj/企業ロゴなどの取り扱い]]」をご覧ください。
* ウィキペディアのロゴについては「[[Wikipedia:ロゴとスローガン]]」をご覧ください。}}
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[[File:Wikipedia-logo-v2-ja.png|thumb|[[ウィキペディア日本語版]]のロゴマーク。(''マーク (上部) とロゴタイプ (下部) からなる。'')]]
'''ロゴタイプ''' (''logotype''),通称「'''ロゴ'''」({{lang-en-short|'''''Logo'''''}}) は、図案化・装飾化された[[文字]]・[[文字列]]のことで、団体組織[[商号]]商品名雑誌名書名などを[[印刷]]・表示する際などに使用される<ref>{{kotobank}}</ref>。
 
== 概要 ==
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ロゴタイプと[[マーク]]を合わせて図案化したものは、'''ロゴマーク'''と呼ばれる。これはlogoとmarkを組み合わせた[[和製英語]]とされる<ref>[https://kotobank.jp/word/%E3%83%AD%E3%82%B4%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF-22839#E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.9E.97.20.E7.AC.AC.E4.B8.89.E7.89.88 ロゴマークとは - コトバンク]</ref>。なお、英語にも logomark という語は存在するが、ロゴタイプとマークを組み合わせたものではなく、マークのみを指す<ref name="idahopower">例えば、[[:en:Idaho Power|Idaho Power]]の{{PDFlink|[http://www.idahopower.com/pdfs/BusinessToBusiness/logo_2005_03.pdf Logo Guidelines]}}や、[[ジョージタウン大学]]の{{PDFlink|[http://web.archive.org/web/20150402105722/http://www.georgetown.edu/visual_identity_guidelines/document/1242770762158/VisualIdentityGuidelines04.pdf VISUAL IDENTITY GUIDELINES]}}(2015年4月2日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])参照。</ref>。また、英語のlogoはlogotypeとlogomarkを合わせたものを指す<ref name="idahopower" />。
 
ロゴタイプは、社名であれば、[[看板]][[名刺]]封筒レポート用紙[[領収書]]の[[伝票]]類など、商品名であれば、パッケージなど、雑誌名・書名であれば、それぞれの表紙・背表紙などに[[印刷]]され用いられる。また、宣伝・[[広告]]の広報目的などにも用いられる。
 
ロゴタイプに使用される[[書体]]は、任意の並びで使われることを前提とした一般の文字のそれと異なることがある。その対象物の差別化を図る目的などで専用に大きく変形しているものは目立つためわかりやすいが、一般の[[フォント]]を全くそのまま使っただけに見えるものでも、実際には、文字間隔や高さを専用に調整したり、筆画の位置や[[セリフ (文字) |セリフ]]を調整したりといったバランスの調整などが入っていることが多い。従って(その両方で優れていると評価されているものが多いことがあり混同されがちだが)ロゴの設計(デザイン)と書体の設計は異なるデザイン分野とされている。大きな変更を行う場合はプレスリリースなどを出して広告されるが、老舗デパートなど長年同じものを使っているように見えても実は微妙なリニューアルを重ねているものがあり、古いアイテムなどと比較すると大きく違うことがある。
 
企業などの組織の場合、[[コーポレートアイデンティティ]] (CI) の一環として印象づけのために、ロゴタイプを用いることがある(なお、ロゴをCIそのものと混同する誤解がある)。親会社と子会社でロゴタイプのデザインを違ったものとする場合もある<ref>例えば[[ソニー]]と[[ソニー・ミュージックエンタテインメント (日本)|ソニー・ミュージック]]、[[東京急行電鉄]]と[[東急百貨店]]など。</ref>。[[ヤマハ]]と[[ヤマハ発動機]](無関係ではないが、別会社である)のように、知らない人には全く同じのように見えるが、[[トリビア]]的な違いがあるものもある。
 
ロゴは[[商標]]として登録をしすることで商標的(自他商品・役務の識別標識として)な無断使用から保護することができる。文字を装飾した程度のデザインのものであれば[[著作権]]での保護対象外であると考えられる。しかし、著作権で保護されているという誤解がよく見られる。<ref name="裁判所 | 裁判例情報:検索結果詳細画面">[https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail7?id=13816]裁判所 | 裁判例情報:検索結果詳細画面</ref><ref>{{Cite web |url=https://www.jpo.go.jp/resources/report/sonota/document/zaisanken-seidomondai/2018_01_zentai.pdf |title=商標権取得による効果及び商標制度の活用に関する調査研究報告書 |accessdate=2020-02-25 |date=2019-03 |publisher=特許庁 | author = 一般財団法人 知的財産研究教育財団知的財産研究所}}</ref>。