|
|
== ストーリー ==
無口な放浪者ベイル([[スティーヴン・ラック]])は、ある日ショッピングセンターで客の食べ残したハンバーガーを食べているところを婦人客に蔑まれ、悪意の目で彼女を睨んだ。すると、女性はもがき苦しみだし卒倒してしまう。その場でベイルはコート姿の男達に[[麻酔銃]]を撃たれて捕まり、ある施設のベッドで目を覚ます。そこは要人警護ので知られる国際的警備保障会社「コンセック社」が設立した超能力者(「スキャナー)」と呼ばれる超能力者の研究所で、研究者主任のルース博士([[パトリック・マクグーハン]])から、ベイル自身がスキャナーであると告げられ、スキャナー達を地下組織で集結させ世界征服を企てている破壊的スキャナーのレボック([[マイケル・アイアンサイド]])殺害を要請される。
レボックは、かつて混乱から自己破壊的になり自ら眉間に穴を開け、その傷跡が残っているのが特徴の男である。その後、更に破壊的になった彼は、コンセック社のスキャナー公開実験に単身潜入し、その席上でレボックにスキャンを試みたスキャナーに対し、て逆にスキャンし返して相手の、頭部を内部から破裂させて吹き飛ばし、彼を取り押さえようとした銃を持った屈強なガードマン達をも次々と操り、易々と現場から逃走した、他を圧倒する強大な力量を持つスキャナーであった。
ルース博士によって、スキャナーとしての能力を覚醒させたベイルは、各地のスキャナー達に会いに出かけるが、レボックの意に従わない者には既に魔の手が伸びていた。レボック彼の手下によって、続々とスキャナー達は殺害され、難を逃れたベイルは若い女性スキャナーのキム([[ジェニファー・オニール]])と逃走する。ベイルとキムの元へ現れた刺客が携帯していた薬物(「エフェメロル)」から、レボック追求の手がかりが、製造元の生化学研究所にあると突き止めたベイルは、工場に潜入する。そこでは、レボック指揮のもと、コンピュータ管理で大量のエフェメロルが生産され、コンセック社とつながりがあることを知る。キムと共にコンセック社へ駆けつけたベイルは、ルース博士にその事を語り、コンセック社の中に裏切り者がいると告げるのだが、ルース博士はその裏切り者によって銃射殺される。コンセック社からも命を狙われるはめになった2人は逃走し、公衆電話から電話回線を通じてコンセック社のコンピュータをスキャンして、システムの破壊に成功したものの、突如現れたレボックによって捕獲されてしまう。
レボックの拠点で「レボック自分はベイルの兄である」ことと、「ルース博士は2人の父親で、スキャナーを生み出した張本人である」ことを告げられたベイルは、共闘を持ちかけられるが、ベイルはこれを拒否。共闘を断念し、ベイルをスキャンして己の身体に取り込もうとするレボックとの間で、壮絶なスキャン対決が展開される。
目を覚まし、ベイルを捜すキムが見たものは、苦悶の表情を浮かべながら横たわる灰と化した一体の焼死体であった。呆然とするキムに、部屋の隅で外套に身を包む男から声がかかる。外套を取ったその男の姿顔はレボックで、眉間の傷がは消えていたレボックで。彼は訝しがるキムに、その男は「僕達は勝ったんだ」と訝しがるキムに語るのだった。
== スキャナーズとは ==
|