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幼少の頃から[[テレビ]]の影響で[[演劇]]の世界に憧れていた。主演女優になって脚光を浴びたいという気持ちではなく、ただ本当に芝居がしたかったという{{sfn|声優ヒストリー|1997|p=56}}。高校3年生の秋に演劇の道に進む決意をする{{sfn|声優ヒストリー|1997|p=60}}。北海道の高校を卒業後、舞台役者になるために上京。[[東京俳優生活協同組合]](俳協)養成所に入所し、[[俳協演劇研究所|俳優科]]に半年間在籍した。進級試験で上のクラスに上がれなかったため、劇団に入団する。そこで荒木の舞台を観た声優事務所のマネージャーにスカウトされたことがきっかけで、声の仕事を始める{{sfn|声優ヒストリー|1997|p=60}}。テレビアニメの初仕事は『[[めぞん一刻 (アニメ)|めぞん一刻]]』の園児役。セリフは「つまんない」の一言のみだったが、前日から緊張で「つまんない、つまんない」とセリフが頭の中を回っていたという{{sfn|声優ヒストリー|1997|p=60}}。その後、[[賢プロダクション]]に所属。声の仕事よりも[[日本放送協会|NHK]]の[[リポーター]]やステージの[[司会]]など、顔出しの仕事を中心に行う。次に[[アーツビジョン]]に移籍し、[[アニメ]]の仕事が中心となった{{sfn|声優ヒストリー|1997|p=60}}。
 
[[1993年]]に『[[美少女戦士セーラームーン (テレビアニメ)|美少女戦士セーラームーン]]』シリーズで、急病で入院した[[三石琴乃]]に代わり7話にわたって主人公の[[月野うさぎ]](セーラームーン)役を代演。代役が決まってからアフレコまで数日しかなかったため、急遽現場に入ることになる{{sfn|声優ヒストリー|1997|p=58}}。最終話付近の大事な場面、うさぎはすでに完成されたキャラクターで、荒木は役作りのために精神的にかなり追いつめられたという{{sfn|声優ヒストリー|1997|p=58}}。演じることに必死で、自分ができることはすべて出しつくしたが、うさぎには似せられず、「荒木の味」というまでには持っていけなかったと振り返っている{{sfn|声優ヒストリー|1997|p=58}}。しかし、第1シリーズ最終回のうさぎのセリフである「普通の生活に戻りたい」は本当に頭を真っ白にして心から言えたと述べている{{sfn|声優ヒストリー|1997|p=58}}。後にシリーズ続編で荒木の初メインキャラ[[ちびうさ]](セーラーちびムーン)役を担当した。ちびうさ役は、オーディションなしで決定している。最初にマネージャーからこういう役だと原作を見せてもらい、「この役を私が演らせてもらえるのか」と嬉しかったことを覚えているという<ref>『アニメージュ12月号増刊 ボイスアニメージュ VOL.5 』 徳間書店 、1995年、102頁 。</ref>。
 
[[1995年]]、『[[ふしぎ遊戯]]』の夕城美朱役で、[[テレビアニメ]]では初めての主役に抜擢される{{sfn|声優ヒストリー|1997|p=58}}。