「携帯電話」の版間の差分

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== 定義 ==
{{独自研究|date=2020年10月6日 (火) 13:48 (UTC)|section=1}}
世界的に狭義の「携帯電話」の範疇に入るものとしては、[[:en:Integrated_Digital_Enhanced_NetworkIntegrated Digital Enhanced Network|iDEN]]などの[[第二世代携帯電話]]以降の規格を使っている[[第三者無線#デジタル方式|デジタルMCA無線]]などの[[移動体通信]]携帯端末や、[[無線局免許状|無線免許]]を要しないUnlicensed Personal Communications Services(U[[Personal Communications Service|PCS]])や[[PHS]]、[[DECT]]などのいわゆる[[小電力無線局]]の携帯端末などがある。
 
== 歴史 ==
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車載型ではない[[ポータブル]]タイプとして、1983年にモトローラより発売された[[Motorola DynaTAC]]が世界初の市販の手持ちできる携帯電話である。
 
日本では、[[1985年]]にNTTが「[[ショルダーホン]]」を発売している。肩にかけて持ち運ぶもので、重量は3キロ<ref>http://history-s.nttdocomo.co.jp/list_shoulder.html</ref> だった。携帯電話と称したものは1987年にNTTから発売されており、体積は500cc、重量は900グラム<ref>http://history-s.nttdocomo.co.jp/list_mobile.html</ref><ref>『昭和55年 写真生活』(2017年、ダイアプレス)p108</ref> だった。
 
=== 1990年代:デジタル化・多機能化 ===
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=== 2001年以降:3G時代(インターネットとの融合) ===
[[ファイル:SPRAZR open.jpg|thumb|150px|世界的に大ヒットした[[Motorola RAZR V3|Motorola RAZR]]]]
[[2000年代]]に入ると[[第3世代携帯電話]](3G)が登場する。[[2001年]]に世界に先駆け日本で3G(W-CDMA)の商用サービスが始まった。[[テレビ電話]]が可能となったほか、[[パーソナルコンピュータ|パソコン]]と接続して高速なデータ通信が行えるようになった。また、[[ラストワンマイル]]の問題が解決しやすいことから[[開発途上国|発展途上国]]でも爆発的に普及し始め、英調査会社 “Informa Telecoms & Media” の2007年11月29日(英国時間)の発表によれば、世界全体での普及率が5割に達した<ref>[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/22/news006.html アジア太平洋地域の携帯電話市場、2008年には4億台超えへ――IDC調べ](「[[日経BP社]]」[http://itpro.nikkeibp.co.jp/index.html ITpro] 2007年11月29日閲覧)</ref>。こと[[アフリカ]]においては、固定インフラの整備が停滞している一方で携帯電話の普及率や[[潜在市場]]は膨大なものが予測されており、市場の急成長が注目を集めている<ref>[https://wirelesswire.jp/2011/01/34342/ アフリカ編(1)急成長するアフリカ携帯電話市場]([http://wirelesswire.jp WirelessWire News] 2017年10月7日閲覧)</ref> が、その一方で[[電力]]インフラの整備が追いついていない地域では、携帯電話の利用に必須な[[電源]]として[[自動車]]の[[鉛蓄電池|バッテリー]]からや[[人力発電]]による「充電屋」のような商売も勃興している。
 
携帯電話は、その発展の歴史において、初期には小型化・軽量化に主眼が置かれていた。しかし、この頃にはある程度手軽な形状が実現して、[[カメラ]]やインターネット閲覧、[[おサイフケータイ]]、防水、太陽充電、ワンセグといった付加機能が製品差別化の要素となった(詳細については[[日本における携帯電話#端末]]も参照)。
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2007年からは[[携帯情報端末]](PDA)がさらに進化し、パソコンとの差異が処理能力などの差だけとなった、[[スマートフォン]]が普及している。
 
1999年の頃から、一定の処理機能を備えたPDAに移動体端末の機能を複合させた延長的な製品は散発的に発売されいくつか存在していた<ref>[http://wired.jp/2010/11/02/「スマートフォンの進化」ギャラリー/ 「スマートフォンの進化」ギャラリー] WIRED2010.11.2</ref>。そして2007年に発売された[[iPhone]]をきっかけに、スマートフォンに注目が集まった(日本では[[2008年]]発売の[[iPhone 3G]]が初)。
 
その後、[[IPhone]]・[[iOS]]の[[Apple]]、[[Google]]および[[Open Handset Alliance]]が開発した[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]系スマホメーカー各社、[[マイクロソフト]]が開発する[[Windows Mobile]]・[[Windows Phone]]スマホメーカー各社、独自OSを採用する[[Nokia]]等の勢力が一時入り乱れるが、[[2010年代]]初頭からAndroidが世界的シェアを一気に広げていき、スマホが世界中で急速に普及した。
 
ただ、フィーチャーフォンに慣れたユーザーの中には通信費用がより多くかかり、操作がわかりにくく、バッテリーの持ちが悪いなどスマートフォンに対する拒否感を抱いている層も存在し、日本の2015年現在においても従来型となる[[フィーチャーフォン]]への需要が存在する。ただフィーチャーフォンは端末が専用設計となるなどメーカーにとっては負担が大きいため、外見的にはフィーチャーフォンを踏襲しながら内部はスマートフォンのそれを流用する折衷型ともいえる機種([[ガラホ]])も登場している<ref>[http://www.rbbtoday.com/article/2015/05/16/131330.html 【木暮祐一のモバイルウォッチ】第75回 キーワードは「地方」!? ドコモとauが新発表した“ガラホ”の行方] RBB TODAY2015年5月16日</ref>。
 
2010年代には、3Gの発展形でさらに高速となった[[第4世代携帯電話]](4G)サービスが始まった。[[WiMAX]]方式はアメリカで、[[LTE]]方式はスカンジナビアで最初に利用可能となった。
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| 2.69
|-
! [[レノボ|Lenovo]]
| 2.00
|-
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|[[Long Term Evolution|LTE]]、[[モバイルWiMAX]]、[[AXGP]]
|[[LTE-Advanced]]、[[WiMAX 2.1]]、AXGP(CA)
|[[5G_NR5G NR|NR (5G NR)]]
|-
|韓国
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[[第二世代携帯電話]](以下2G)はGSM方式が世界的に主流となっている。日本と韓国および北朝鮮では、GSMは採用されていない。日本では [[PDC]](Personal Digital Cellular)という独自の方式が主流だったため、独自の端末やサービスが普及する一方、海外端末メーカーの参入や国際[[ローミング]]サービスが進まず[[鎖国]]的状態にあった。韓国では、アメリカの[[クアルコム]](Qualcomm)社の[[cdmaOne]](IS-95)という方式を全面的に採用し、[[サムスン電子]]や[[LG電子]]などが国際的に飛躍する基となった。北米は[[欧州連合|EU]]とは異なり、政府は携帯電話事業者に技術の選択について強制せず、各社の選択に委ねた。結果として、GSMとcdmaOneがほぼ拮抗しているのが現状である。
 
[[第三世代携帯電話]](以下3G)は、2Gが各国・各地域で独自の方式、異なる周波数を採用し、全世界での同一方式の利用ができなかった反省を踏まえ、第三世代携帯電話の規格、[[IMT-2000]]の決定においては、携帯電話を全世界で利用できるようにするための指標が立てられた。しかし、規格策定の過程で、[[W-CDMA]]と[[CDMA2000]]が並行採用という形となり、GSM陣営は[[W-CDMA]]へ、cdmaOne陣営は[[CDMA2000]]へ移行することとなった(南北アメリカ・[[アジア]]地域の一部)。[[中華人民共和国|中国]]政府は、自己技術育成の観点から独自の[[TD-CDMA #TD-SCDMA(MC)|TD-SCDMA]]を導入しようとしている。また3G技術の[[特許]]代に関し、「クアルコム」の[[ライセンス]]価格が高すぎるとして、Qualcommと電話機ベンダー(販売会社)、[[チップセット]]ベンダー数社の間で、現在係争中である。
 
日本では[[NTTドコモ]]、[[ソフトバンクモバイル]]がW-CDMAを採用し、国際ローミングや海外メーカー参入が促進されている。[[KDDI]]([[Au (携帯電話)|au]])は2GはcdmaOne方式のためCDMA2000方式を採用している。ただし、日本のcdmaOneおよび[[CDMA2000]]は、[[極超短波|UHF]]テレビ放送波との[[干渉 (物理学)|干渉]]回避のため、上りと下りの[[周波数]]が他国と逆転している。このため[[グローバルパスポート]]CDMA端末以外では国際ローミングができない。
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* [[ホットモック]]
* [[モバイルブロードバンド]]
 
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[[Category:携帯電話|*]]