「007 サンダーボール作戦」の版間の差分

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=== 著作権問題 ===
と製作にクレジットされているケヴィン・マクローリー、および原作脚本、原作にクレジットされているジャック・ウィッティンガムは『サンダーボール作戦』の共同執筆者である。2人はフレミングの映画化権売却は不当であったとして訴訟を起こした。1963年に和解し、マクローリーが映画化権を手にし、[[ワーナー・ブラザース]]で製作することを目論むが、ボンド映画のブランドを損ねることを危惧した[[イーオン・プロダクションズ]](イオン・プロ)が、[[ユナイテッド・アーティスツ]](ユナイト)を通じてマクローリーと交渉。合作として製作にクレジットすることを条件に映画化に合意した(本作の他にも「[[007 カジノ・ロワイヤル (1967年の映画)|007 カジノ・ロワイヤル]]」の映画化権を所有していたチャールズ・K・フェルドマンとも合作交渉を行ったが、合意にいたらなかった)。映画シリーズが制作されるとき、この作品が第1作になるはずだったが、制作費の問題や小説の著作権訴訟問題の関係でユナイト側との検討の結果、『[[007 ドクター・ノオ|ドクター・ノオ]]』が第1作になった。
 
しかし『サンダーボール作戦』に登場する組織スペクターとその首領[[エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド|ブロフェルド]]がその後の無関係な映画に登場したため、マクローリーは小説『サンダーボール作戦』の著作権同様、その作中に登場するスペクターとブロフェルドの権利も自分にあるとして映画製作者を訴えた。この訴訟が原因で、『[[007 ダイヤモンドは永遠に]]』を最後にスペクターもブロフェルドも登場しなくなった。