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'''英語'''(えいご、{{lang-en-short|'''English'''|links=no}} (読み方: イングリッシュ) , {{lang-la-short|Anglica}})は、[[インド・ヨーロッパ語族]]の[[ゲルマン語派]]に属し、[[イギリス]]・[[イングランド]]地方を[[発祥]]とする[[言語]]である。英」[[ファイル:EN English Language Symbol ISO 639-1 IETF Language Tag Icon.svg|thumb|EN:英語の言語コード [[ISO 639-1]]、シンボリックフラグ]]
 
==「英語」==
[[ファイル:EN English Language Symbol ISO 639-1 IETF Language Tag Icon.svg|thumb|EN:英語の言語コード [[ISO 639-1]]、シンボリックフラグ]]
「英語」の「英」はイギリスの[[漢字]]表記「'''英吉利'''」、もしくは[[イングランド]]の漢字表記「'''英格蘭'''」に[[由来]]する(「英吉利」([[ピン音]]:Yīngjílì)、「英格蘭」([[ピン音]]:Yīnggélán)とも表記自体は先行する[[中国語]]に倣ったものであり、現代の中国語でも「[[:zh:英吉利海峡|英吉利海峡]]」などの語に残っている)。
 
同じような成立の略語に「[[フランス語|仏語]]」(仏蘭西語)、「[[ドイツ語|独語]]」(独逸語)、「[[スペイン語|西語]]」(西班牙語)などがあるが、現代日本では「[[フランス]]語」、「[[ドイツ]]語」、「[[スペイン]]語」といった呼称が普及している。一方で英語は古くに「英吉利語」(イギリス語)<ref>例えば、青木輔清 編『英吉利語学便覧 初編』(明治5年刊)など。</ref>という呼称もあったがすでに廃れており「英語」という呼称のみが普及している。
 
英語は[[大英帝国]]の旧[[植民地]]では、それぞれ独立後も公用語もしくはそれに準ずる形で広く使われている。アメリカ合衆国はその中でも人口・経済および、軍事力で大国となり、米国で話される[[アメリカ英語|英語]]は[[米語]]とも呼ばれる<ref>kotobank [https://kotobank.jp/word/%E7%B1%B3%E8%AA%9E-623957 「米語」] </ref>{{出典の明記|date=2016年1月24日 (日) 02:04 (UTC)|section=1}}
 
==現況==
{{出典の明記|date=2016年1月24日 (日) 02:04 (UTC)|section=1}}
{{See also|国別英語話者数ランキング|英語を公用語としている国の一覧|英語圏}}
[[ファイル:Anglospeak(800px).png|thumb|300px|世界の英語圏地域。濃い青色は英語が第一[[公用語]]または事実上の(''de facto'')第一公用語となっている地域。水色(薄い青色)は英語が公用語の一つである地域。]]英語を母語とする人々が多数を占めたり、あるいは国語や公用語に英語が指定されている地域は[[英語圏]]と総称される。英語を[[母語]]としている人は[[世界人口]]の4.68%で、第1位の中国語(13.22%)と比べかなり少ない<ref>{{cite web|url=https://www.cia.gov/library/publications/the-world-factbook/fields/2098.html|author=CIA|title=The World Factbook -Field Listing ::Languages|language=英語|accessdate=2009年11月26日}}</ref>。しかし公用語人口としては英語が世界一である<ref>{{cite book|和書|title=なるほど知図帳世界2009|publisher=昭文社|year=2008|isbn=978-4398200396}}</ref>。
[[ファイル:English dialects1997.png|250px|right|thumb|'''国別の英語話者人口''' 2/3をアメリカ合衆国一国が占める]]
 
英語を母語とする人々が多数を占めたり、あるいは国語や公用語に英語が指定されている地域は[[英語圏]]と総称される。英語を[[母語]]としている人は[[世界人口]]の4.68%で、第1位の中国語(13.22%)と比べかなり少ない<ref>{{cite web|url=https://www.cia.gov/library/publications/the-world-factbook/fields/2098.html|author=CIA|title=The World Factbook -Field Listing ::Languages|language=英語|accessdate=2009年11月26日}}</ref>。しかし公用語人口としては英語が世界一である<ref>{{cite book|和書|title=なるほど知図帳世界2009|publisher=昭文社|year=2008|isbn=978-4398200396}}</ref>。
 
意思の疎通が可能な国や地域を考慮すると、英語は世界でもっとも広く通用する言語と考えられている<ref>[[:en:List_of_languages_by_number_of_native_speakers]]</ref>。[[欧州連合|EU]]では、学校でもっとも学ばれている外国語である<ref name="srv06">{{cite web|url=http://ec.europa.eu/education/languages/pdf/doc631_en.pdf|format=PDF|date=2006-02|title=Europeans and their Languages|author=Eurobarometer|language=英語|accessdate=2009年11月26日}}</ref>。[[イギリス|英]][[アメリカ合衆国|米]]の影響などで英語が国際[[共通語]]として使われるようになったこと、商業言語として確立したこと、科学技術を伝達する主要な言語となったこと (例:需要が高い[[航空宇宙工学]]の分野や[[プログラミング言語]]や[[マークアップ言語]]の仕様書が英語で書かれている) などの理由で、第二言語 ({{interlang|en|English as a second language}}=ESL) として用いる人口は約4億人に上る。[[外国語]] ({{interlang|en|English as a foreign language}}=EFL) として英語を学習・使用する人も多い。そのため、世界各国でイギリス(イングランド)方言・アメリカ方言などの英語の枠組みを超えた「新英語」が出現するようになった。