「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋」の版間の差分
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そこに、加納の独立した弟子の蒲原が訪ねてきた。蒲原がかがりと結婚すると皆が思っていたが、このたびその親が資金を出してくれるという女性と結婚することになったと蒲原は伝える。加納は、袖にされても煮え切らない態度を取ったことを理由として、こともあろうにかがりを叱責してしまう。寅次郎が加納宅を訪れると、かがりは実家に帰ったと知らされる。「風の吹くまま」旅に出ようとする寅次郎に、加納は「その風、丹後の方に向いて吹かんやろか」と、かがりの様子を見てきてくれるように頼み、これまでの感謝の気持ちを込めて、美術館が所望するほどの名器を、価値の分からない寅次郎に贈る。
寅次郎は
翌日、とらやへ逃げるように帰った寅次郎は
その際、かがりに密かに書き付けを渡された寅次郎は
その後、加納の内弟子の近藤(柄本明)がとらやを訪ねてきて、加納が寅次郎に与えた茶碗を個展のために借り受けたいと伝える。その茶碗の由来を知らないとらやの人たちは、たこ社長に灰皿として使わせていた。その日、かがりから届いたはがきには「とても恥ずかしいことをしてしまいましたけど、寅さんならきっと許してくださると思います。風はどっちに向かって吹いていますか。丹後のほうには向いていませんか」とつづってあった。寅次郎は、彦根城の下にある公園・[[玄宮園]]で加納の名を騙って瀬戸物の商売をしていたところで、たまたま彦根にきていた加納と再会し、苦笑い。その日の仕事を畳んで、加納と行動をともにする。
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