「ナスカの地上絵」の版間の差分

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[[ファイル:NEO nazca lines big.jpg|thumb|地上絵の全体が分かる衛星画像。(右側が北)広大な大地に無数の直線が描かれていることが分かる。なお動植物を描いた絵はこの写真では小さすぎて確認できない。北にある川の対岸には、パルパの地上絵のエリアがあり、ここにも無数の地上絵がある。|371x371ピクセル]]
'''ナスカの地上絵'''(ナスカのちじょうえ、英名:Nazca Lines)は、[[ペルー]]のナスカ川とインヘニオ川に囲まれた平坦な砂漠の地表面に、砂利の色分けによって描かれた[[幾何学]]図形や動植物の絵の総称であり、古代ナスカ文明の遺産である。ナスカの図形群が描かれているエリアは縦横30kmもある非常に広大な面積があり、全体に無数の巨大な図形が描かれている。

== 概要 ==
ナスカれらの地上絵の中では動物や昆虫等の絵が特に有名であるが、それは地上絵全体からすれば極々一部の比較的小型の絵であり、地上絵の大部分は地平線まで続く無数の正確な直線を含む、動物の絵とは比較にならないほど巨大で膨大な数の幾何学図形である。特に滑走路のように見える細長い台形、もしくは三角形のモチーフはエリア全体に渡って無数に描かれている。
 
また、ナスカの地上絵のすぐ北には、川を挟んで[https://goo.gl/maps/MDwmgrvJ61Nreant9 パルパの地上絵(英名 Palpa Lines)]と呼ばれる同じぐらい広大な山岳地帯の地上絵のエリアがあり、ナスカの地上絵の1000年前に描かれたとされる数多くの幾何学図形と地上絵が描かれているが、観光地化されていないので一般にはあまり知られていない。
 
== 概要 ==
ナスカの地上絵は、[[1939年]][[6月22日]]動植物の地上絵は考古学者の[[ポール・コソック]]博士により発見された。その後ドイツの数学者、[[マリア・ライヒェ]]が終生この地に住み着き、彼女を中心として、地上絵の解明作業と、保護が行われるようになった。あまりにも巨大な絵が多く、空からでないとほとんどの地上絵の全体像の把握が難しい。なぜこのような巨大な地上絵を描いたのかということが大きな謎の一つとなっている。