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{{出典の明記|date=2021年6月}}
'''シーフ''' (''<span lang="en" xml:lang="en">thief</span>'') とは、本来は「[[窃盗|泥棒]]」「盗人」
作品によって、あるいは敵か味方かによってイメージが大きく異なるのが特徴で、味方の場合には[[石川五右衛門]]のような[[義賊]]をモデルに、敵役の場合には『[[アリババと40人の盗賊]]』などの[[中東]]の盗賊団や[[マフィア]]的な暗殺者をモデルにする{{独自研究範囲|ことが多い|date=2021年7月}}。
== コンピュータRPGでのシーフの在り方 ==
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忍者は初期クラスとしては選択できず、厳しい条件を満たした上でクラスチェンジ(転職)が可能になる。ただし、その条件を無視してクラスチェンジできる秘宝「[[ウィザードリィのアイテム#盗賊の短刀 Dagger of Thieves|盗賊の短刀]]」 (Dagger of Thieves) が存在し、これを使用できるのはシーフのみであった。このために、シーフを忍者にクラスチェンジするまでの下積みと見なす攻略方法が一般化した。後に、『ウィザードリィ』を強く意識したコンピュータRPG『[[ファイナルファンタジー]]』(シリーズ第1作)が登場するが、これに登場するシーフは敵から逃げやすいという特性を持っていたものの、活躍の機会は極めて少なく、実質上忍者になるまでの下積みと化していた。
このように、アジア圏では上記の伝統から忍者や
== シーフの能力 ==
=== 武装 ===
シーフの使用できる武器は、多くのゲームで[[ショートソード]]や[[ダガー]]などサイズの小さいものに限定される。防具は、音を立てず素早く動くために[[鎧]]は革製など非金属のものに限定され、[[盾]]も小型のターゲット・シールドがせいぜいである。先述した忍者などの上位クラスへの転職により、これらは解消されることがある。
このほか、ゲームによっては[[ダーツ]]、[[手裏剣]]など投擲武器を使用できる。『[[千夜一夜物語]]』などの影響から中東で使われた[[シャムシール]]などの彎刀をシーフ用武器と位置づけることもある。
=== 能力値 ===
コンピュータRPGでは経験を積むごとに[[ヒットポイント]]・筋力などの[[能力値]]が上がっていくよう設計されていることがほとんどだが、この場合シーフは「素早さ(敏捷・俊敏含む)」や「運」に特化して成長していく。素早さや運が何に影響するのかはゲームデザイン次第であるが、戦闘においては行動の優先度・攻撃回数・回避能力に反映される{{独自研究範囲|ことが多い|date=2021年7月}}。攻撃回数に影響する場合には低い攻撃力をカバーできる可能性が、また回避能力に影響する場合には同じく防御力をカバーできる可能性がある。
素早さが高い一方で、ヒットポイントや筋力などの体力系能力値は低く、ひとたび攻撃を受けるとたちまちピンチに陥ることもある。そのため、ゲームにもよるが回避能力を高めるというのが主流となる。
=== 特殊能力 ===
戦闘がゲームの中心になるコンピュータRPGでは、テーブルトークRPGで見られる各種の能力を限定的に、あるいは形を変えて再現している。たとえば、『[[ファイナルファンタジーV]]』ではパーティにシーフが1人以上いると、[[エンカウント#ランダムエンカウント|ランダムエンカウンター]]で不意打ちを一切受けなくなる(警戒、聞き耳といった能力の再現)、隠し通路が見えるようになる(隠し扉を発見する能力の再現)などの特典を受けられる。こういった能力のため、戦闘能力を犠牲にしてもシーフをパーティに組み入れるという選択肢がプレイヤーにとって考慮すべきものとなる。
== シーフが登場するコンピュータゲーム ==
* [[ウィザードリィ]] - キャラクタークラスのひとつ。宝箱にかけられた罠の解除を主な仕事とする。▼
* [[ファイナルファンタジーシリーズ]] - キャラクタークラスのひとつ。盗むことと逃げることをアピールしている。オンラインゲームである『[[ファイナルファンタジーXI|XI]]』ではバランス調整による影響で強化と弱体化を繰り返しており、2006年12月現在、前衛単独での戦闘能力はトップクラスに設定されている。▼
* [[サガシリーズ]] - 特別なスキルはないが、盗賊という肩書きが物語にしっかり関わるのが特徴。▼
* [[ドラゴンクエストシリーズ]] - 『[[ドラゴンクエストVI 幻の大地|VI]]』以降の作品(『[[ドラゴンクエストIII そして伝説へ…|III]]』のリメイク作も含む)に、キャラクタークラスのひとつとして盗賊が登場する。▼
* [[イースシリーズ]] - シリーズ続編では、主人公アドルの相棒として盗賊のドギと盗賊少女のテラが登場。
* [[がんばれゴエモン]] - 主人公のゴエモンは[[石川五右衛門]]をモデルにした義賊である。相棒のエビス丸も同様に盗賊。▼
* [[ファイアーエムブレム]] - ユニットのクラスのひとつ。シリーズによってスキルが異なる。ほとんどのシリーズで、鍵を使わずに扉や宝箱を開けられる能力を持つ。▼
* [[魔界戦記ディスガイア|ディスガイアシリーズ]] - メイキングキャラクターのひとつ。専用のアイテムを消費して対象からアイテムや装備だけでなく、ステータスも奪うことができる。舞台が魔界なだけあって、本来の意味での盗賊として登場している。▼
* [[ヴァンテージ・マスター]] - キャラクタークラスのひとつ。素早い動きと飛び道具がウリだが、魔力が低いのが欠点。
▲* [[ウィザードリィ]] - キャラクタークラスのひとつ。宝箱にかけられた罠の解除を主な仕事とする。
* [[エバークエスト]] - スカウトアーキタイプというカテゴリーにシーフ系の職業が存在する。同カテゴリーの忍者とは完全に別な珍しい例。
* [[クロノ・クロス]] - ヒロインのキッドがラジカルドリーマーズという盗賊団に所属する。
▲* [[サガシリーズ]] - 特別なスキルはないが、盗賊という肩書きが物語にしっかり関わるのが特徴。
* [[大航海時代Online]] - プレイヤーキャラクターの職業として盗賊がある。冒険家系の職業で、遺跡・墳墓の盗掘などのほかに海賊行為も領分とする。専門スキルは解錠。しかし、海賊行為自体については他に海賊系職(軍人系)が存在し、それらに比べると限定的な能力にとどまっている。▼
* [[Thief (ゲーム)|Thief]] - 一匹狼の盗賊ガレットが主人公の[[ファーストパーソン・シューティングゲーム|FPS]]。直接戦闘は不得手なため、必然的に隠密行動が主体となる。一応[[剣
▲* [[大航海時代Online]] - プレイヤーキャラクターの職業として盗賊がある。冒険家系の職業で、遺跡・墳墓の[[盗掘]]などのほかに[[海賊]]行為も領分とする。専門スキルは解錠。しかし、海賊行為自体については他に海賊系職(軍人系)が存在し、それらに比べると限定的な能力にとどまっている。
▲* [[ドラゴンクエストシリーズ]] - 『[[ドラゴンクエストVI 幻の大地|VI]]』以降の作品(『[[ドラゴンクエストIII そして伝説へ…|III]]』のリメイク作も含む)に、キャラクタークラスのひとつとして盗賊が登場する。
▲* [[ファイアーエムブレム]] - ユニットのクラスのひとつ。シリーズによってスキルが異なる。ほとんどのシリーズで、鍵を使わずに扉や宝箱を開けられる能力を持つ。
▲* [[ファイナルファンタジーシリーズ]] - キャラクタークラスのひとつ。盗むことと逃げることをアピールしている。オンラインゲームである『[[ファイナルファンタジーXI|XI]]』ではバランス調整による影響で強化と弱体化を繰り返しており、2006年12月現在、前衛単独での戦闘能力はトップクラスに設定されている。
▲* [[魔界戦記
* [[RED STONE]] - 職業のひとつにシーフがある。武器交換をすることで武道家になることも可能。短剣やダートなどの武器を投げて使うのが特徴。隠し扉・隠し宝箱・罠の察知や解除などの非戦闘アクション以外にも解毒・応急処置などの回復系スキル、単体を一撃で倒す暗殺やトラップ、複数に武器を投げつけるスキルなど、全職業中でも最も使いやすい職業のひとつ。
▲* [[Thief (ゲーム)|Thief]] - 一匹狼の盗賊ガレットが主人公の[[ファーストパーソン・シューティングゲーム|FPS]]。直接戦闘は不得手なため、必然的に隠密行動が主体となる。一応剣(三作目ではダガー)と弓矢も装備しているが、[[ブラックジャック (武器)|ブラックジャック]]で敵の後頭部を殴り気絶させるのが基本戦法。気配を消す才能に長けており、暗闇に紛れて身を隠す能力を持つ。[[ピッキング行為|ピッキング]]や[[スリ]]も得意。
== 関連項目 ==
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