「TGV Sud-Est」の版間の差分

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ブレーキシステムは[[発電ブレーキ]]併用[[自動空気ブレーキ#電磁自動空気ブレーキ|電磁自動空気ブレーキ]]であり、[[鉄道車両の台車|台車]]には[[踏面ブレーキ]]、[[ディスクブレーキ]]が装備されている。
 
[[連結器]]は、先頭部分に車体側面からの操作によって開閉するカバーによって格納された[[連結器#密着シャルフェンベルク式連結器|シャルフェンベルク式密着連結器]]と、[[動力車]]と中間車の間に[[連結器#ねじ式連結器|ねじ式連結器]]を装備する。先頭部は併結運転の際に使用され、中間車側は無動力回送の際に[[機関車]]によって牽引される場合に用いられる。
 
[[集電装置]]は[[集電装置#Z型・アーム型|アーム型パンタグラフ]]を両端の動力車に交流区間用と直流区間用の二基をそれぞれ搭載する。[[操縦席|運転台]]寄りが直流用、連結面側が交流用である。交直切替時の操作によって二つのパンタグラフが[[デッドセクション]]走行中に切り替えられる。Sud-Est編成の導入当初は直流用パンタグラフがSNCFで一般的に使用されていたY型マストのものであったのに対して、交流用パンタグラフは高速走行時の[[架線]]への追随性を高める目的で、1本マスト型シングルアームパンタグラフの上に小型のシングルアームパンタグラフを載せた形態のダブルアクション型パンタグラフを使用していたが、[[LGV大西洋線]]開業に際して投入された[[TGV Atlantique]]編成からは、ダブルアクション型の代わりに摺り板の微細な上下動をアシストし、超高速走行時の集電性能を向上させるダンパーを使用した1本マスト型が採用された。Sud-Est編成においても、この改良型への交換が進行している。スイス直通対応編成は、パンタグラフの摺り板の幅が狭いものに交換されている。直流区間では各動力車のパンタグラフを使用するのに対して、交流区間では後部動力車のパンタグラフのみを使用する。