「イスラエル人」の版間の差分

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==概要==
イスラエルは[[多民族国家]]であり、さまざまな民族的・国家的背景を持った人々がいる。多くは[[ユダヤ人]]であるが、その他[[ムスリム|イスラム教徒]]、[[キリスト教徒]]、[[アラブ人]]、などがいる。ほぼすべてのイスラエル人とその先祖はこの200年ほどの間にこの地域に移住してきたのである。「イスラエル人」という場合、実際的にはそれはイスラエルの[[国籍]]を持つ人々である。その中には、[[ユダヤ教]]を信仰とする人々(ユダヤ人、ユダヤ教徒)、アラブ人、[[キリスト教徒]]も含まれる。その結果、それぞれの立場はバラバラであり、それぞれが「イスラエル人」をどう定義したいか、感情的な見解は分かれており、「イスラエル人」を、あくまで国籍で判断する人、祖先で判断する人々、どこまでも[[ユダヤ教]]にこだわって自民族以外を[[差別]]的にとらえたがる人々、実態として長年に渡りイスラエルに定住している人々がイスラエル人と認める人々、などさまざまである。見解はバラバラなのである。
 
== 人口 ==
ある資料では、2013年時点で800万人ほどとされた<ref name="CBS_month_pop">[http://www.cbs.gov.il/www/hodaot2013n/11_13_097e.pdf], Monthly Bulletin of Statistics, [[Israel Central Bureau of Statistics|CBS]]</ref>。
 
イスラエルの人口に関しては非常にややこしい問題があり、イスラエル政府側が[[侵略]](軍事的に侵攻して実効支配)し、イスラエル政府側が「ここはイスラエルの一部だ」と主張した場所に、もともと住んでいる人々まで、「イスラエル人」の統計数に、含めるのか? 含めないのか?、という問題が常につきまとう。イスラエル政府の政治・宗教的な主張はあくまで政治・宗教的な主張でしかなく、実態は別にあるからである。最近までパレスチナの地とされ、千年以上前から先祖伝来の場所であったはずの場所で住み続けている[[パレスチナ人]]で、突然、イスラエルに侵略されてユダヤ人に取り囲まれた人々を、「イスラエル人」とカウントするのか? しないのか? しないのなら、一体彼らをどこの国の人とカウントするのか? 侵略されてしまった人々をまるでこの世に存在しないかのように無視・黙殺するのか? という問題がつきまとうのである。世界を見渡すと他の国でもそのような侵略問題を起こし国民数の計数に影響する国はそれなりの数ありはするが、イスラエルは、特に国土に対するそうした場所(侵略地)の比率がとてつもなく大きく、しかも日々侵略が行われていて「現在進行形」なので、特に大きな問題となりうるのである。
 
== 民族分類 ==