「阿部正豊」の版間の差分

[[天文 (元号)|天文]]4年（[[1535年]]）、[[松平信定|尾張]]侵略攻のため為、守山に駐屯進撃していた[[松平清康]]に従軍していたが、父その最中、父・阿部定吉から清康が[[織田信秀]]に粛清される懸念を聞かされた正豊は、二心なき旨を記内通した清康宛ての誓紙謀反を渡された。その翌日、本陣企んで馬が嘶く音を聞いた正豊は、つるといに清康う噂が父を殺害し上がったと意を定め、愛刀の千子村正を振りかざし本陣にいる清康を唐竹割りに両断した。正豊は本陣にいた[[植村氏明]]に斬殺された（[[守山崩れ]]）。

なお、異説として、[[明治]]35年（[[1902年]]）、当時の地方官吏の[[村岡素一郎]]<ref>村岡は正式な歴史家ではなく地方官吏でたまたま、家康にゆかりが深い土地に派遣されたため、歴史家ではないが資料を調べてこの説を提示した。</ref>は、著書『史疑徳川家康事蹟』において、守森山崩れの逸話は後年に[[徳川氏]]が作ったものとし、正豊が斬ったのは清康の孫・松平元康（[[徳川家康]]）であり、しかもそれは[[永禄]]3年（[[1560年]]）12月5日の事であり、それ以後の徳川家康は世良田二郎三郎元信という影武者とする説を提示している（詳しくは[[。

{{Main|徳川家康の影武者説]]参照）。}}