「神経伝導速度検査」の版間の差分

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F波やH波よりも潜時が遅い長経路反射である。健常人では抑制機構のため認められないが大脳皮質の興奮性が高まった病態、進行性ミオクローヌスてんかんなどで認められることがある。
 
== 反復誘発筋電図(Harvey神経刺激検査(repetitive nerve stimulatonまたはHarvey-Masland test) ==
神経筋接合部疾患の電気生理学的検査である。1895年Jollyらにはじまり漸減応答など重要な知見がもたらされたが、当時の技術では信頼性が乏しく臨床応用はされなかった。1941年harveyとMaslandが現在のように最大上刺激刺激で誘発される筋電位を用いて検査を行った。反復誘発筋電図または'''反復神経刺激検査'''(repetitive nerve stimulaton、RNS)とよばれる
 
=== 測定方法 ===
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=== 解釈 ===
反復誘発筋電図神経刺激検査ではM波振幅、漸減現象、漸増現象、反復刺激後増強・疲労または賦活後増強・疲労の測定を評価する。
;M波振幅
M波振幅は1Hz刺激の最初のM波で測定する。正常では四肢筋で5~20mVであり顔面筋では0.5~2.0mVである。[[重症筋無力症]]では正常ないし、若干の低下が認められる。[[ランバート・イートン筋無力症候群]]では著しく低下しており、正常の1/5程度、四肢筋ならば2mV程度になる。