「姉小路家」の版間の差分
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== 姉小路家の各家について ==
# [[閑院流]]（[[藤原公季]]の子孫）[[三条実房]]の子、[[姉小路公宣]]が京の姉小路に居を構えたことに由来する。6代目の[[姉小路実広]]が[[吉野朝廷|南朝]]に従って没落する。
# 同じく閑院流[[阿野実顕]]の子、[[姉小路公景|阿野公景]]が[[慶長]]18年（[[1613年]]）に新たな姉小路家を起こす（[[阿野家]]も1.の姉小路家共々南朝方について一度は没落したが、後に勢力を回復させた家系である）。当初は1.とは無関係に存在していたが、[[宝暦]]9年（[[1759年]]）に時の[[桃園天皇]]の命により、1.の祭祀を引き継ぐことになった。なお、桃園天皇は[[姉小路実武]]の娘[[姉小路定子|定子]]を母としている（ただし、公式には[[二条舎子]]が母親とされた）。[[姉小路公景]]の次男[[風早実種]]は[[風早家]]を創立した。[[幕末]]の[[姉小路公知]]とその叔父で[[澤家]]を継いだ[[澤宣嘉]]は著名である。公知は若くして暗殺されたが、澤宣嘉と宣嘉の弟・[[石山基文]]の系統（澤家、[[石山家]]）が姉小路公景の血統を伝えている。[[家格]]は[[羽林家]]。[[新家]]。内々。家禄200[[石高|石]]。[[明治維新|維新]]後、[[姉小路公義|公義]]が[[伯爵]]に叙せられた。
# [[小一条流]][[藤原師尹]]の子である[[藤原済時]]が京の姉小路に居を構えたことから、子孫が姉小路を称することとなった。[[建武の新政]]で[[飛騨国|飛騨]][[国司]]に任じられた[[参議]]・[[姉小路高基]]が下向したことから、以後代々'''飛騨国司'''家とされた。一族は小島家（宗家）・古川家・向家（向小島城を拠点としたため、向小島家とも言う）の3家に分裂し、それぞれが国司を称したが、小島家のみが正式な国司で、古川家・向家は国司を僭称していたものと考えられている。一族の内紛によって発生した「[[飛騨の乱]]」において、[[室町幕府]]の派遣した[[守護]][[京極氏]]に敗れた。その後、古川家の[[姉小路基綱|古川基綱]]・[[姉小路済継|済継]]が小島家を圧倒して宗家の地位を奪うが、[[姉小路済俊|古川済俊]]が没すると同家は混乱状態となり、やがて断絶する。これを利用した家臣筋の[[姉小路良頼|三木良頼]]が古川姉小路家の[[名跡]]継承を[[朝廷]]に認めさせた。いわば僭称である。これが'''[[戦国大名]]・[[姉小路氏]]'''である。なお、本来の宗家である小島家は、[[小島時光]]の代に[[姉小路頼綱|三木（姉小路）頼綱]]の息子を養子に迎えて、古川家に臣従した。時光は後に頼綱とともに、[[豊臣秀吉|羽柴秀吉]]の命を受けた[[金森長近]]の軍と戦って攻め滅ぼされたため、小一条流の姉小路家は名実ともに滅亡した。
# [[勧修寺流]][[藤原宣孝]]（[[紫式部]]の夫）から数えて7代目にあたる[[鎌倉時代]]の廷臣・[[藤原宗隆]]の子、[[姉小路宗房]]から3代、宗房、[[姉小路顕朝|顕朝]]、[[姉小路忠方|忠方]]がいたが、早いうちに没落している。
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