「デンドロビウム」の版間の差分

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洋ランの繁殖は、普通は株分けによるが、茎や花茎の節から新芽がでることがあり、その場合はこれが成長するのを待って切り分け、新たな株とすることが出来る。これを高芽という。
 
デンドロビウムにいては細長い偽球茎の上部の節からこのような芽が出ることがあり、これが成長して新たな偽球茎に発達し、葉がついて根が出ると、これを切り分けて繁殖に利用できる。ただし、その場合、その節にあった芽は高芽になってしまったことで花芽がその節から出る可能性が無くなる。従って高芽が出ると繁殖はさせられるものの花が見られなくなる。
 
この類では株分けそのものは比較的簡単なので、高芽が出ることはむしろ喜ばれず、高芽を出さないことが喜ばれる。特にノビル系では花芽形成期の扱いを誤ると、花芽になるべきものが高芽に変わり、鑑賞価値が著しく下がる。