「第69回東京箱根間往復大学駅伝競走」の版間の差分

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そして、残る1枠は見た目でもわからない大混戦となる。
 
2区本川の大ブレーキで往路13位と大幅に出遅れた順大は、7区でもブレーキを起こすなど復路も苦戦。それでも9区で畠中重一が区間3位の力走を見せて繰り上げスタートは回避したものの、9区終了時点で総合12位。9位の神大とは3分53秒の大差があり、シード権は絶望的と思われた。しかし8番目にタスキを受けたアンカーの1年生・安永淳一が区間賞の快走を見せ5番目にゴール。時差スタートの関係でシード権獲得は他校のタイムに委ねられることになった。
 
そして、その対象となったのは日体大であった。日体大は8区終了時点で総合6位だったが、9区の服部清人が区間14位のブレーキで総合8位に順位を落としてしまう。それでも9区終了時点で順大とは5分30秒の大差があり、シード権は安泰と思われた。しかしアンカーの前田定之が序盤から全くペースが上がらず、区間最下位のブレーキで見た目の順番も最後尾に後退。順大との総合タイムの差が徐々に縮まっていき、シード権争いは混沌としていく。