「インフィールドフライ」の版間の差分

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** 達川はわざと直接捕球しないことで打者走者と三塁走者を併殺したつもりだったが、打球がフェアと確定した時点で打者の清水はアウトになっており、三塁走者の山崎を含む塁上の全走者はフォースの状態を解かれ進塁義務がなくなっていた。そのため、達川が本塁に触球したとしても山崎はフォースアウトにはなりえず、アウトになったのは清水のみであった。この場合、達川は打球を捕球した後、本塁を踏んで一塁に送球するのではなく、三塁から走ってきた山崎に触球すれば、打者走者及び三塁走者に対する併殺プレイを完了してこのイニングを終了することが出来たのである。
** 山崎の走塁については、上記の通りこの時の山崎にはフォースの状態による進塁義務は無いため、達川のプレイによって慌てて本塁を目指す必要はなかった。また、本塁通過後の山崎が即座に本塁を踏み直したことに対して、この試合に大洋の選手として出場していた[[高木豊]]によると、本塁生還を諦めていた山崎へ大洋ベンチから「本塁を踏め」との指示が出ていたという<ref>[[プロ野球ニュース]]([[フジテレビONE]] 2011年7月10日放送)より。当日は高木の他、達川本人も出演。</ref>。
** 大洋の一塁走者・[[宮里太]]はルールを把握しており一塁から離塁しなかった<ref>{{Cite |和書 | last = | first = | author = ベースボール・マガジン社 | authorlink = https://www.bbm-japan.com/ | translator = | title = 週刊ベースボール 別冊 秋風号(第43巻第19号通算464号) | publisher = ベースボール・マガジン社 | series = | volume = | edition = | date = 2021-08-31 | page = 88 | url = https://www.bbm-japan.com/article/detail/23991 | doi = | id = | isbn = | ncid = | ref = harv }}</ref>。
* この一連のプレイでは達川に[[失策]]が記録された他、球審の谷はこの判定により1991年度ファインジャッジ賞を受けた。
* この件はインフィールドフライルール説明の教材として使われることが多い。2015年5月4日の後述の試合に際して、達川は報道陣の取材に対し「あの時の失敗は私自身にとっても勉強になったし、後に『インフィールドフライの処置の仕方』として、アマチュアの教材にもなったんよ」とコメントしている<ref>{{Cite web |date=2015-05-05 |url=http://www.hochi.co.jp/giants/20150504-OHT1T50157.html |title=珍サヨナラは91年大洋─広島戦にも!アマチュアの教材にもなった |publisher=スポーツ報知 |accessdate=2015-06-07}}</ref>。