「タイ国鉄ASR型気動車」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
構成の変更/内容の大幅な追加/出典の追加
写真の追加と一部調整
65行目:
== 車両 ==
=== 構造 ===
[[イギリス国鉄158形気動車]]をもとに設計された。制御動力車2両に中間付随車1両が挟まる3両編成を基本としている。エンジンは日本の[[JR東海キハ85系気動車|キハ85系気動車]]にも採用された水平シリンダ型・NTA-855-R-1が搭載されており、最高速度はTHN型やATR型などよりも20km/h引き上げられ、120km/hとなっている。
 
=== 車体 ===
71行目:
 
=== 塗装 ===
[[ファイル:Thailand_SRT_A.P.N.2118.jpg|thumb|right|改装後の塗装(中間車)]]
登場当初はイギリス国鉄158形に酷似した、前面は黄色一色、側面は白色地で窓部に灰色が配され、腰部に濃淡2色の青色の帯が入った塗装であった。2011年の改装工事後は、前面はオレンジ色、側面は青色を基調に白色と赤色の細帯が入った塗装となっている。
 
77 ⟶ 78行目:
 
== 運用 ==
タイ国鉄肝入りの特急列車として導入された本形式は、元となったイギリス国鉄158形の愛称と同じ「スプリンター」の愛称を与えられ華々しくデビューした。「スプリンター」(「[[短距離走]]者」の意)の愛称とは異なり長距離特急列車に導入され、座席[[夜行列車]]などとして活躍した。しかし特急型としての高級装備が災いし整備性が芳しくなく、1996年に同じく特急型の[[大韓民国|韓国]]製ADR型が導入されると主役の座を追われた。2011年の改装工事後もADR型の補完としての活躍が続き、2017年現在では「スプリンター」の名の通り昼行の短距離特急に投入されている<ref>イカロス出版『タイのりもの旅』p.71 2017年10月30日</ref>。
 
== 注釈 ==