「下町ロケット (TBSのテレビドラマ)」の版間の差分

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: 演 - [[阿部寛]]
: 主人公。佃製作所社長。社訓は佃(つくだ)に由来して「'''つ'''くる喜び '''く'''まなく気配り '''だ'''いじにしよう技術力」としている。
: 宇宙科学開発機構の元研究員だったが、2015年版第1話から7年前のロケット打ち上げにおいて、彼が開発したエンジンの不具合でロケットが墜落した事から、その責任を取って辞職し、する。その後父の他界を受けて佃製作所を継いだ。地道な努力によって会社を徐々に大きくしたが、現在でもロケットへの夢を諦めきれず、自社製品の中でもロケットエンジン用のバルブに力を入れている。社長ではあるものの経営者としての顔よりも技術者としての顔が強く、技術者としてのプライドを傷つけたりる者や道理に反する者に対しては強い嫌悪感を持つ。
: 夢に夢中になる余り会社や家庭を顧みないことがあるため、家族や社員たちから反感を買うことも多く、妻との離婚や真野、中里の裏切りの原因となっている。
: 父の正弘が倒れて帰省した殿村を見舞ったとき、会社の技術を農業に生かそうと考える。(2018年版)
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; 山崎光彦(やまさき みつひこ)
: 演 - [[安田顕]]
: 技術開発部部長で、航平の大学時代の後輩。そうした関係性から社内における航平との信頼関係は最も強く、航平の側近的存在として彼を補佐する。7年前までは業界最大手のアスロテクニカで働いていたが、その腕を見込まれて技術開発部のリーダーとして佃製作所へ招かれた。根っからの研究者で普段は口数は少ないが、自身が携わる研究に関しては周りを圧倒する勢いで熱弁を振るったり、航平を侮辱する相手を咎めたりする事がある。
; 津野薫(つの かおる)
: 演 - [[中本賢]]
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; 唐木田篤(からきだ あつし)
: 演 - [[谷田歩]]
: 営業第二部部長。営業第一部部長の津野とはライバル関係にある。元は外資系IT企業出身。徹底した合理的思考の持ち主で、理想ばかり追い求める航平や彼を支持する津野とは対立することもある。ロケットの「バルブシステム」においても営業担当のこともありライセンス契約をビジネスチャンスとして積極的に促進し、ライセンス契約を拒絶する技術部長の山崎とも対立することもあった。「ガウディ計画」に対しても当初は懐疑的だったが、人工弁開発にかける桜田社長の想いに心を動かされ、「ガウディ計画」への参画を受け入れる。
; 殿村直弘(とのむら なおひろ)
: 演 - [[立川談春]]
: 佃製作所経理部部長(2015年版 - 2018年版第5話)
: → 米農家(2018年版第6話 - )
: 白水銀行から出向。当初は不器用で無口な性格が災いし、航平をはじめ社員からは銀行の回し者として警戒されていた。しかし、ナカシマ工業との訴訟の際に銀行側が高額な取引を得るために敢えて訴訟はせずに和解に持ち込むように指示を出してきた事から銀行を退職、佃製作所に転職、正式な社員となる。佃製作所の職員となってからは、経理はもちろん航平の義憤による怒りを鎮める補佐役となっており、航平にとって山崎に次ぐ側近的存在となっている。(2015年版)
: [[新潟県]][[燕市]]で300年続く米農家の一人息子。農家の跡を継がずサラリーマンとなったが、父の正弘が農作業中に倒れたため、看病と農作業の手伝いのため帰省。その後、週末ごとに帰省して農作業の手伝いをしていたがる中で、実家の後を継ぐ決心をして佃製作所を退社する。
: 「ランドクロウ」の名で販売がスタートした佃製エンジン・トランスミッション搭載の帝国重工製農業用ロボット(トラクター、コンバイン)の顧客第一号となる。(2018年版)
; 江原春樹(えばら はるき)
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: 演 - [[徳重聡]]<ref>{{Cite news |title=「下町ロケット」徳重聡の変貌ぶりにネット驚き 嫌みなエンジニア・軽部役「全然気付かなかった」「別人」|newspaper=スポニチアネックス |date=2018-10-14 |url=https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/10/14/kiji/20181014s00041000417000c.html |accessdate=2018-11-15}}</ref>(2018年版)
: 技術開発部技術者。トランスミッションの「バルブ開発」チームのリーダー。愛想がなく、開発が行き詰っていても定時退社するので、立花や加納とたびたび衝突した。その後島津の入社でリーダーを交代する。
: 定時退社の理由共働きの妻に代わって心臓に持病のある娘の通院のために定時退勤をしていた理由があり、誰もいない時間帯に再び会社に戻り開発していた。当初は航平と山崎にだけ伝えていたが、立花と加納にも山崎から事実が伝えられたのち、軽部の姿を実際に目撃したことで関係が改善した。
: 技術者としての実力は確かで、島津からも全面的に信頼されている。
; 本田郁馬(ほんだ いくま)
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: 帝国重工宇宙航空部部長。入社以来順調にエリートコースを歩んできて、純国産ロケット開発計画「スターダスト計画」を担当。町工場を経営していた父親がワンマンで無理な経営や製品開発を繰り返していたため、中小企業に対してあまりいい印象を持っていなかったが、ロケット開発の際に巡り合った佃製作所の技術力に感銘し、キーテクノロジーの内製化という方針の藤間社長を説得し、佃製バルブシステムの部品供給を実現させた。
: その3年後、社内方針の変更により、部品供給業者をコンペにより選定することになり、佃製のバルブを搭載しようとするが、自身をライバル視する石坂と対立する。石坂の失脚後は藤間社長からロケット開発の全権を任され、同時に「ガウディ計画」への融資も取り付けた。(2015年版)
: 元上司の的場から協力を要請されるが、的場の自社利益中心的な考えを受け入れられず要請を蹴ったことでロケット開発から外され宇宙航空企画推進グループへ異動させられる。その後航平から殿村宅の稲刈り手伝いに誘われたことをきっかけに衛星を活用して日本の農業を救うことに意欲を抱き、野木の自動走行制御システムを活用した無人農業用ロボットプロジェクトの立ち上げを企画する。
: しかし、その企画を的場に横取りされ、野木との協力関係も破綻しかけるが、帝国重工機械製造部の失態や的場の失脚などで企画を取り戻し、佃製作所や野木、殿村らの協力で無人農業用ロボット「ランドクロウ」として結実させる。当初は苦心した販売実績もキャラバン隊によるPRなどにより計画比を上回る実績をあげ、見事に成功させた。
: キャラバン隊を独断で、キャラバン未登録自治体である新潟県燕市に派遣した件が業務命令違反として役員たちの非難を受け辞職の危機に陥るが、「日本の農業を救う」という理念に基づいたものでありランドクロウの社会的評価を向上させたと藤間が認め不問に付したことで回避した。(2018年版)
; 藤間秀樹(とうま ひでき)
: 演 - [[杉良太郎]]<ref>{{Cite web|url= http://www.oricon.co.jp/news/2058745/full/ |title= 杉良太郎、『水戸黄門』助さん役以来、44年ぶりTBS連ドラ出演 |publisher= [[オリコン|ORICON STYLE]] |date= 2015-09-06 |accessdate= 2015-09-06 }}</ref>
: 帝国重工社長。技術部門出身で、純国産ロケット開発計画「スターダスト計画」において、ロケットの全てのキーデバイス内製化を成功させ、帝国重工を宇宙航空分野で世界のリーディング・カンパニーにすることを目標に掲げている。一度決めたことは絶対に変えない主義だが、ロケットは開発に携わる全ての人間の信頼関係が重要という信念も持ち合わせており、いる。佃航平が藤間も開発に関わったJAXSのロケット「セイレーン」に関わり、打ち上げ失敗の責任を取らされJAXSを退職して実家の佃製作所を継いだ後、帝国重工製の性能をはるかに上回るバルブシステムを開発したことを財前から聞かされ、財前の説得に折れる形で己の信念を曲げ、佃製作所製のバルブシステム採用を決断した。財前からサヤマ製作所のバルブシステム性能評価結果改竄を知らされた際には真偽がはっきりするまで全ての取引を白紙にし、最終的に担当部署の決定を覆し、佃製作所品の採用を決定した。(2015年版)
: 企業買収の失敗などで損失を出した事で的場が社長の後任候補に上がっていたが、的場の失態などから社長を続投し「スターダスト計画」も続行された。利益至上主義者の的場や沖田とは違い、「帝国重工は心を造っている」と話し、財前が役員会で出したダーウィンプロジェクトとのライセンス契約を快諾した。奥沢が自社製トランスミッションの欠陥可能性を隠蔽して野木に無礼を働いていたことに際して、直接頭を下げて野木に謝罪した。
: 佃製作所の技術力は高く評価しており、無人農業用ロボット開発の際には、第一次アルファ1の失敗原因が帝国重工製トランスミッションにあることを認めようとせず佃製作所を退けようとする奥沢に対して諌言し、結果奥沢の口から隠蔽を暴露させたほか、第三者機関の公平な比較の結果によって改良版の佃製トランスミッションの採用を厳命する。(2018年版)
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: 演 - [[木下ほうか]]
: 宇宙航空部本部長。「にっこり笑って人を切る」といわれるほど冷徹な性格の持ち主だが、自身も藤間に切り捨てられることを恐れており、石坂とサヤマ製作所の不正が判明した際には財前側についた。(2015年版)
: 当初はキーテクノロジーの完全内製化を建前に佃製作所を軽視していたがヤタガラス7号機の打ち上げ時には新型エンジン用バルブシステムの短期間での開発を航平に直接懇願するなど佃製作所の技術力やロケットに対する情熱を認めるようになる。まほか、的場の利益至上主義や出世至上主義を嫌って、財前が企画し的場が横取りした無人農業用ロボットプロジェクトの財前による当初案を秘密裏に藤間に渡したりもした。
: 的場の失脚後はその後任に就き、財前をプロジェクトリーダーに任命して全面的に指揮を任せる。財前が独断でランドクロウコンバインのキャラバン隊を新潟県燕市に派遣することやダーウィンの地図データをランドクロウ用に変換することを許可した際には帝国重工としての体面を重視する姿勢から財前を叱責しつつも最終的に容認しキャラバン指令センターの責任者として作業完遂に協力する。(2018年版)
; 石坂宗典(いしざか むねのり)
: 演 - [[石井一孝]](2015年版)
: 宇宙航空部調達グループ部長。ロケット部品の選定・購入を主担当とする。財前とはライバル関係にあり、ロケットのバルブシステムを中小企業である佃製作所に担当させた財前のやり方に反発し、サヤマ製作所と共同開発をした方がいいと考え、裏でリベートを受け取り佃製作所を追い落とそうとする。しかたが、その不正行為を知らずに協力していた富山がそのことを知って落胆し石坂に見切りを付け、全ての裏工作を財前に暴露し、その結果藤間の怒りを買い失脚した。
; 安東仁
: 演 - [[國本鍾建]](2015年版)
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; 田村
: 演 - [[戸次重幸]]<ref>{{Cite news |title=TEAM NACS・戸次重幸、安田顕と真っ向対立 『下町ロケット』ゲスト出演 |newspaper=[[ORICON NEWS]] |date=2015-10-31 |url=https://www.oricon.co.jp/news/2061633/full/ |accessdate=2020-01-06}}</ref>(2015年版)
: 審査部主任。富山の同期。怒りやすい性格。佃製作所には横暴に接するも、殿村に完全論破される。溝口と同様、佃製作所を客観かつ辛口評価したもののどのように見ても「優良企業」としてしか採点できず「数字は勝手に動かせない(「優良企業」と評価された企業を個人的な感情で勝手に評価を下げたりできない、という)。」と言い放ち、富山の協力要請を却下する。
; 近田
: 演 - [[近藤公園]](2015年版)
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: 演 - [[神田正輝]]<ref>{{Cite news |date=2018-09-09 |url=https://www.oricon.co.jp/news/2119151/full/ |title=神田正輝、TBS連ドラ15年ぶりに出演 『下町ロケット』新シリーズに参戦 |newspaper=[[オリコン|ORICON NEWS]] |accessdate=2018-11-18}}</ref>(2018年版)
: 帝国重工取締役、次期社長候補の筆頭で企業利益至上主義者で、会長の沖田勇からは次期社長候補として発破をかけられている。費用の割に利益の出ないスターダスト計画に反対しており、機械事業部部長時代に重田工業を冷血に切り捨て倒産させ、当時の部下だった伊丹大を左遷させて退職に追い込んだ。民間企業を軽視していた官僚の父を見返すために帝国重工に入社したが、自身は嫌っていた父の影響もあり傲慢な性格で、他人の意見には簡単に耳を貸さない。
: 財前に協力を持ち掛けるが、拒絶されると財前をロケット開発の現場から外したり、財前の提案した無人農業用ロボットプロジェクトの企画を横取りしてトランスミッションの内製化を勝手に進めたり、下請け会社の取引を引き上げてダーウィンプロジェクトの出荷停止に追い込むなど奥沢とともに様々な妨害工作を行ってきた。しかし、逆にダーウィンプロジェクトに参加していたダイダロスをはじめとする下請け各社から下請法違反で公正取引委員会に告発されたほか、週刊誌からも取材攻勢を受け、沖田からも見限られて取締役の辞任に追い込まれた。
; 奥沢靖之(おくさわ やすゆき)
: 演 - [[福澤朗]]<ref>{{Cite news |title=福澤朗、『下町ロケット』追加キャストに決定「命懸けで戦います」 |newspaper=[[ORICON NEWS]] |date=2018-10-21 |url=https://www.oricon.co.jp/news/2121844/full/ |accessdate=2020-01-06}}</ref>(2018年版)
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; 三田公康
: 演 - [[橋本さとし]]
: 事業企画部法務グループマネージャー。他社の特許の隙間を突いて製品を模倣して新たに特許を申請、元の製品を開発した社を特許侵害で訴え、更にはあらゆる手段で裁判を引き延ばすことで相手側が破滅するころに和解案を持ちかけ、事実上下請け企業に組み込むやり方で多くの中小企業を追い落としてきた。佃製作所に対しても同様の手段で訴訟を起こすも、神谷の尽力に加え中小企業を見下す発言が新聞に掲載されたことで上層部からの信頼を失い失脚した。
; 大泉
: 演 - [[大河内浩]](第2話)
383行目:
; 飯塚
: 演 - [[ヨシダ朝]](最終話)
: 『[[週刊ポスト]]』編集長。貴船率いるアジア医科大学とサヤマ製作所から信用棄損訴訟を受けてコアハートの実験データ偽装の記事の掲載を見送るも、航平の頼みで掲載を認めた。
 
=== ギアゴースト(2018年版) ===
433行目:
: 殿村直弘の父。新潟県燕市で300年続く米農家の12代目。独りで米作りを続けていたが倒れてしまう。手術は成功して無事回復し、佃製作所を退職した直弘とともに米作りに取り組む。
: 当初は無人農業用ロボットに嫌悪感を示し、航平から依頼された実用化テストへの協力要請も拒んでいたが、実は日本の農業に危機感を抱き何とかしたいという思いを抱いていた。航平や財前の「無人農業用ロボットで、日本の農業を救いたい」という強い思いに感動して協力を快諾した。
: 無人農業用ロボットにも強い興味を示すようになり、顧客第1号(トラクター、コンバイン)となる。コンバイン納品時には地図データの設定を自分にやらせてほしいと申し出た。直弘によれば以前はスマホさえ扱えなかったがいま、今やパソコンで田圃のデータを調べるほどにICT農業への関心を強めており、ランドクロウの操作も完璧にこなしている。
; 殿村恭子(とのむら きょうこ)
: 演 - [[立石涼子]]
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; 浜畑首相
: 演 - [[森次晃嗣]]
: 内閣総理大臣。的場の下請けいじめの件を知っていたのか、アグリジャパン会場で彼に自分達のトラクターも見てもらうよう言われた際には公衆の面前で下請けいじめを糾弾して取り合わなかった。
 
== スタッフ ==
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* トランスミッションの欠陥解決に際して、原作では遊星ギアの形状変更で対応したのに対し、ドラマ版ではシャフト部分の特殊加工で対応している。
* 佃利菜が帝国重工で内製バルブシステムの開発に取り組む件や帝国重工を退社して米宇宙開発企業の技術研修生公募に応じる件はドラマオリジナル。
* アグリジャパンにおける第一次アルファ1のデモンストレーション失敗後に帝国重工の奥沢らが野木に責任を押し付け開発コードの明け渡しを要求するのはドラマオリジナル。原作では藤間が「奥沢が野木に責任を押し付けようとしたのを叱責し、野木に謝罪」「的場に当初計画(小型・中型を大型化)からの無断変更を指摘し小型エンジン・トランスミッションの即時製造を命令、それに即応できなかった機械製造部に降板を厳命して外注」という一連の決断すべてを失敗直後のその場で下している。
*帝国重工と佃製作所が性能比較テストを行うのはドラマオリジナル。原作版では終盤に帝国重工が新たに小型化したトランスミッションをモーター技研に技術評価を依頼し、内製化を目論むがC評価が下され、どうしても内製化を目指すのであれば技術を乞う相手先を「佃製作所 島津裕」と促している。
* 財前がランドクロウのPR手段として自然災害の被災予見地域にコンバインのキャラバン隊を派遣し収穫に協力するプランを打ち出すのはドラマオリジナル。原作ではかわりにランドクロウを購入した農家一軒一軒にICT農業のコンサルティングを行うプランを実施して販売実績を上げている。