「ランス・アームストロング」の版間の差分

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==成功の理由==
ランス自身がずば抜けた素質を持っていたことに加え、ガンとの闘病で得た精神力を兼ね備えていたことも大きいが、ツール・ド・フランスを勝つことだけに専念できる体制をチームが構築しえたということも非常に大きい。彼のライバルはツール・ド・フランス以外のレースにも参戦せざるを得ないので、この点でもランスはツール・ド・フランスに関しては非常に有利だったのである
 
ランスの強みが最大限に発揮されるのは山岳ステージである。彼は極めて小さなギア比を選択し、足の回転数を上げるという走り方をしていた。これは後に[[コンパクト・ドライブ]]の普及という形で彼の走法の正しさが証明されることになるが、どちらにしろ同じ機材を使っていても、彼が上り坂で勝負に出れば誰もついていくことは出来なかったのである。山岳ステージで積極的にタイム差を広げる戦術は過去の偉大な王者たちには見られなかったもので、この点ではランスはいくら賞賛されても良い。