「許された子どもたち」の版間の差分
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== あらすじ ==
<!-- 作中の地名は、倉持夫婦が市川家へ持参した訴状のコピー(真理が出版社へ電話をかける直前のシーン)で確認できる。-->
樹の父・'''武彦'''と母・'''絵梨夏'''は、少年たちの責任を問うべく[[民事
半年後、千葉県児玉市の中学校に転校して偽名を名乗る絆星は、陰湿ないじめを受けるクラスメイト・'''櫻井桃子'''と出会い、割り箸[[クロスボウ|ボウガン]]作りで交流を深める。翌日、道徳の授業中に生徒の'''蓮見春人'''と'''宮台莉子'''によって絆星の正体が明かされ、クラスは騒然となる。桃子の妨害むなしく春人の手元のスマホから絆星の現住所がネット上に公開され、倉持夫婦が訴状のコピーを市川家に持参する。夫が夜逃げし、スーパー勤めも解雇された真理は、雑誌に手記の連載を開始するも支持を得られなかった。
ある深夜、絆星は真理の目を盗んで家を出ると、桃子とともに鉄道で日野市に戻り、倉持家を訪ねて樹の遺影に線香をあげ、合掌する。倉持家を辞した後、豊川の河川敷で緑夢と邂逅すると、偽善者として罵り、彼が持参した供花を何度も投げ棄てる。その後、匠音と香弥憂が再び同級生にボウガン絡みのいじめを加えているところを発見すると、桃子の制止を振り切って暴行し、そのまま走り去った。その晩、真理は自宅に入ろうとしたところでキャロルに殴打されて重傷を負い、キャロルは逮捕される。
ある日、親子で外出した絆星は、自分が死んでしまう奇妙な夢を見たことを笑いながら母に語り、真理は割り切れない表情を浮かべる。絆星が別の席の赤ん坊に笑いかけ、その後1本の煙草を代わるがわる吸いながら帰宅するところで物語は終わる。
== 登場人物 ==
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