「ギ酸アンモニウム」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
QD24638 (会話 | 投稿記録)
翻訳ミスの訂正
 
62行目:
純粋なギ酸アンモニウムは、加熱すると[[ホルムアミド]]と[[水]]に分解され、これが工業的な主な利用となる。また、ギ酸アンモニウムと希酸を反応させるとギ酸が得られ、ギ酸アンモニウムはギ酸からも作られるため、ギ酸の貯蔵形態としても使われる。
 
ギ酸アンモニウムは、[[官能基]]の[[パラジウム炭素]]還元にも用いることができる。パラジウム炭素の存在下で、ギ酸アンモニウムは[[水素]]、[[酸化炭素]]、[[アンモニア]]に分解される。生成した水素ガスはパラジウムの表面に吸収され、そこで様々な官能基と反応する。例えば、[[アルケン]]は[[アルカン]]に還元され、[[ホルムアルデヒド]]は[[メタノール]]に還元される。活性なヘテロ原子―炭素[[単結合]]を切断し、水素に置換することもできる([[水素化分解]])。
 
ギ酸アンモニウムは、[[アルデヒド]]や[[ケトン]]の[[還元的アミノ化]]にも用いることができる([[ロイカート反応]])。