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前後半二部構成で描かれた、日常ファンタジーアニメ。前半・田菜編(1~12話)では夏の田舎町、後半・横浜編(13~26話)では前半の二年後の都会の冬が、それぞれ舞台。変わったタイトルだが、[[ボーイズラブ]]もの等ではない。現代日本の片隅に現れた正体不明の物体'''マテリアルフェアリー'''と、彼らに関わった少年少女たちの、すれ違いや触れ合い、そして成長を描く。なお、出演した声優の[[鈴木真仁]]は、『絶対少年』という全く同名のタイトルのCDを出しているが、アニメとの関係はない。
 
原案はアニメーションの監督である[[望月智充]]と、シリーズ構成・脚本を手掛ける[[伊藤和典]]で、構想は5年から6年。原作ではないが、[[浜崎達也]]により携帯小説「絶対少年~神隠しの秋~穴森」が携帯電話に毎日無料配信されたほか、[[電撃文庫]]([[メディアワークス]]刊)よりオリジナルのノベライズが、田菜(たな)編が2005年8月10日、第2巻の横浜編が12月10日に発売された。ノベライズの作者浜崎達也は後半・横浜編で脚本(14、17、19、22~23話。23話は単独)にも参加している。伊藤和典は三部作で企画を考えたといい、第三部は、もしあるなら劇場版でと発言している。しかし放送はNHK-BSでのみ、DVDも大きなヒットをしたとは言えない、など、作品の知名度は低いままであり、また第三部製作に関するアナウンス等も(2006年現在)ない。
 
前半と後半で間に二年が経過、舞台も変わり、雰囲気もキャラもほとんど一新する。「展開が遅い・退屈」という批判はあったものの田舎の雰囲気やキャラクターの個性などが好評だった前半・田菜編に比べ、後半・横浜編は「キャラに魅力がない(好意的に解釈するなら、人間の嫌な面や弱い面(つまり視聴者自身にも当てはまりうることなど)をキャラクターに持たせるのに成功した、と言える)」「前半のキャラの多くが切り捨てられたような扱い」という批判の声もあり、評価が高いとは言えない。