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→‎モニタリング: 有効血中濃度域の範囲を変更
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== モニタリング ==
リチウム塩([[オロチン酸]]リチウムを除く)の有効血中濃度域0.3~1.2m[[化学当量|Eq]]/Lであり、治療域と中毒域の比率が狭く、[[治療薬物モニタリング]](TDM)の対象となる。従ってリチウムの[[血漿]]濃度を測定できる施設が利用可能な場合にのみ処方されるべきである<ref name="mhgap"/>。血液検査が不能か現実的ではない場合、リチウムを処方してはならないとWHOは勧告している<ref name="mhgap" />
 
毎晩300mgより開始し、7日ごとに血中濃度をモニターしながら、0.6-16~1.0mEq/lLまでの治療量に漸増する<ref name=mhgap/>。治療濃度まで達したら、2-32~3か月おきに血中濃度をモニターする<ref name=mhgap/>。処方は、前回の服用後12時間後に採取した試料血漿内のリチウム濃度が0.6~13~1.2 m[[化学当量|Eq]]2mEq/Lとなるように調節する(最低濃度は維持治療や高齢者向けのものである)<ref name=mhgap/>
 
一般的に血漿濃度が1.5 mEq5mEq/Lを超える過量服用の場合には致命的となることがあり、[[振戦]]、[[構語障害]]、[[眼振]]、[[腎障害]]、[[痙攣]]を含む中毒症状が現れる。もし潜在的に危険なこれらの兆候が見られた際には、治療を中止して血漿濃度を再測定し、リチウムの中毒を緩和する措置を行うべきである。
 
長期連用では、治療に使用されるリチウムの濃度は[[腎臓]]に組織的および機能的な変化をもたらすと考えられてきた。そのような変化の有意性は明らかではないが、明白な必要性が示されない限り長期連用は推奨されない。重要な経過は[[尿崩症]]の発現である。尿崩症とは尿の濃縮が不能になる症状である。<!--したがってリチウムによる治療は、評価の結果によって有効と認められている場合にのみ、3~5年継続すべきである。-->