「ドリフト走行」の版間の差分

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現在ではタイヤや車体性能の向上もあり、舗装されたサーキットでの派手なドリフト走行はタイムロスになると言われているが、すべてのドリフト走行がグリップ走行より遅いわけではない。たとえば、[[ラリー]]などのダート競技や峠道で行われる[[ヒルクライム]]及び[[ジムカーナ]]等では、速く走るために積極的にドリフトを行う必要があり、特にタイトコーナー(鋭角的なきついコーナー)や小さなヘアピンカーブなどでタイムを出すのにドリフト走行は大変有効なテクニックである。ジムカーナ競技ではしばしば、三角コーンの周囲をできるだけ小回りで素早く回る必要があるが、タイヤをまったく滑らせないで回った場合はかなりの大回りになりタイムロスになってしまう。
 
ドリフト走行がタイムアップに有効かどうかは、車とコース、あるいは競技種目によってまったく異なる。[[フォーミュラカー|F1などのフォーミュラーカー]]がドリフト走行をしないのはもちろんその方が速いからであり、公道で競技をする[[ラリー]]やオフロードのレース、あるいは[[ジムカーナ (モータースポーツ)|ジムカーナ]]でドリフトが多用されるのは、ドリフト走行の方がグリップ走行よりも速いからである。また舗装路であっても、[[世界ラリー選手権#SS|WRC]]の[[ターマック#モータースポーツでの用法|ターマック]]では、本当に速く走るためのドリフト走行テクニックを見ることが出来る。参考動画<ref>{{Cite web|title=wrc sss - YouTube|url=https://www.youtube.com/results?search_query=wrc+sss|website=www.youtube.com|accessdate=2019-07-12|language=ja}}</ref>
 
また速さを競わない[[ショー]](見世物)としてのドリフトも行われている。これは[[日本]]がもっとも盛んであると言われ、海外にも愛好家が増えてきている。[[全日本プロドリフト選手権|D1グランプリ]]、アメリカでは[[フォーミュラ・ドリフト|フォーミュラD]]のように、ドリフトコントロールを競い合ったりドリフトの美しさを競う競技も存在する。直線道路でドリフトを繰り返す運転は直線ドリフト(直ドリ)と言われ、[[走り屋#中近東|アラブ系のドライバーによって公道で盛んに行われており、サウジドリフトと呼ばれて]]社会問題となっている。